痩せる脂肪を増やす方法・寒冷刺激【NHK美と若さの新常識カラダのヒミツSP 6月20日】水泳・食べ物・斉藤昌之・清水逸平・後藤剛・松丸ほるもん

2018年6月20日NHK美と若さの新常識カラダのヒミツSP
発見!「痩せる脂肪」の極意
KMP-WDM[(001022)2018-06-20-21-14-11]

斉藤昌之先生

北海道大学名誉教授
斉藤昌之

清水逸平先生

新潟大学特任准教授
清水逸平

後藤剛先生

京都大学准教授
後藤剛

脂肪

脂肪1
例えば、体重50kgの人が体脂肪率が25%なら
この塊が約12個あるということ

基本的に脂肪には白色と褐色という2種類の脂肪細胞がある
脂肪2
一般的によく知られているのが「白色脂肪細胞」いわゆる脂の塊
太ったときこの細胞が大きくなっている

脂肪3
鎖骨付近に集中する「褐色脂肪細胞」は同じ脂肪細胞でありながら
色も形も全く違う
褐色脂肪細胞は脂肪を燃やして熱を作る細胞⇒ヒーターのような役割

褐色脂肪細胞が多いとなぜ痩せる?

脂肪4
褐色脂肪細胞も脂肪なので中に脂をため込んでいる
しかし、それとは別に熱を生み出すヒーターも持っている

脂肪5脂肪6
寒さなどを感じると体温を上げるために、褐色脂肪はまず自分の
脂を燃やして熱を作る

脂肪7
それでも足りなくなると、さらに全身の白色脂肪細胞の脂も使って
熱を生み出している
⇒これが痩せるメカニズム

脂肪8
しかし褐色脂肪を一番多く持っているのは赤ちゃんの時で、年齢と
ともに減っていってしまう
※この減り方には個人差がある

また、赤ちゃんの頃から持っている褐色脂肪細胞は、減ってしまった
ものを増やすのは非常に難しいとのこと

救世主!第3の脂肪細胞

新1新2
白色脂肪細胞や褐色脂肪細胞と見比べると形が中間のように見える

新3新4
肥満の元と言われている白色脂肪細胞がベージュ脂肪細胞生まれ
変わり、さらにそのベージュ脂肪細胞が白色脂肪細胞を燃やす

つまり、褐色脂肪細胞が増えなくても白色脂肪細胞の中のベージュ
脂肪細胞を増やすもしくは活性化してあげれば、褐色脂肪細胞と
同じようにヒーターとして働いてくれるということ

新5
「褐色脂肪細胞」と「ベージュ脂肪細胞」この2つを合わせて
「褐色脂肪」と呼ばれている

良い脂肪:褐色脂肪があるか実験

実験1
室温より低い水に手だけを浸けてサーモンカメラで鎖骨付近を撮影

実験2
良い脂肪をたくさん持っている人は、水につける前も後も鎖骨付近
は赤く、またつけた後はさらに赤い範囲が広がり色も濃くなっている

実験3
【実験に参加したお笑い芸人:松丸ほるもんさんの画像】
松丸さんはあまり良い脂肪を持っていないという結果に

褐色脂肪はどうしたら増やせる?

【寒冷刺激】
体を冷やすとヒーターの役割を担う褐色脂肪が増える

刺激1
実際に寒冷刺激で褐色脂肪が働くと消費されるエネルギーが
高くなることがわかっている
その分基礎代謝がアップし脂肪が消費される

松丸ほるもんさんが寒冷刺激検証!

検証1
アイスベルトを首元に1日2時間つけて1週間検証

検証2
1週間後、松丸ほるもんさんと3人の被験者の方々はどなたも
水を手に浸ける実験で鎖骨付近の褐色脂肪が増えたという結果が!

検証3
体脂肪率も4人中3人が減少

【注意】
今回は専門家監修のもと寒冷刺激が増えるかの実験なので
体の冷やし過ぎには注意!

水泳で褐色脂肪が増える!?

【水泳がオススメな理由】
・水泳は「泳ぐ」という運動そのものの効果が期待できる
・体温より低い水温の効果がプラスポイント

水泳1水泳2
海外の研究ではマウスが水泳運動を行った結果、褐色脂肪が活性化
したという報告もある

褐色脂肪は食べ物でも増やせる!

食べ物1
私たちが寒さを感じるのは皮膚表面に温度センサーがあるため
その温度センサーが「トリップチャネル」

食べ物2
このトリップチャネルが温度に反応して信号が脳へ行き、褐色脂肪
を活性化させる

食べ物3
実はトリップチャネルは体の中にも存在している
食べ物の成分でトリップチャネルを刺激することができる

食べ物4
褐色脂肪を刺激するトリップチャネルには3種類ある
それぞれを刺激するのは…

【トリップV1】
いわし・さば・まぐろのトロ・かつおなどの青魚
とうがらし・黒こしょう・しょうがなどの香辛料

【トリップA1】
にんにく・たまねぎ・和からし・わさびなどの辛み成分

【トリップM8】
ミント・ペパーミント

これらを組み合わせて摂るのがおすすめ

トリップチャネルを刺激する料理

和田明日香さんのスペシャル料理
「アジアン漬けプレート」
料理1
【漬けの材料】
中トロ…180g
しょうが・にんにく…各1/2片
ココナッツオイル…小さじ1
しょうゆ…大さじ1
【混ぜご飯の材料】
ごはん…350g
細かく刻んだミント・バジル…各大さじ1
しょうゆ・ナンプラー・レモン汁…各大さじ1/2
ミント(飾り用)
【作り方】
1:ポリ袋にしょうゆ・ココナッツオイル・すりおろしたしょうが
  にんにくを入れる
2:トロはサイコロ状に切り、1のタレに入れてもみ込み、寝かせて
  漬けをつくる
3:漬けにしている間にミント・バジル・レモン汁・ナンプラー
  しょうゆをごはんに混ぜ込む
4:トロの漬けと混ぜ込んだご飯を盛り付けて完成

褐色脂肪活性化で様々な健康効果が!

肥満だけでなく糖尿病や心不全も良くできる可能性があり
健康寿命の延伸につながる可能性がある脂肪といえる

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