病気を防ぐ正しい入浴法【ジョブチューン 11月18日】ヒートショック・冷え症・乾燥肌予防・早坂信哉
2017年11月18日ジョブチューンでヒートショック
冷え症・乾燥肌!冬の病気を防ぐ入浴法など
が紹介されました
早坂信哉先生
東京都市大学 人間科学部 教授
温泉療法専門医
正しい入浴法クイズ
正解:A(緑茶)
緑茶の健康成分カテキンには抗酸化作用・脂肪燃焼作用
の効果がある
入浴する前に緑茶を飲むとこのカテキンの吸収率が上がる
=約7倍
正解:B(朝出かける前に41℃のシャワー)
加齢臭の原因は皮脂が出てから時間が経って酸化すること
夜のお風呂だけでなく、朝出かける前に41℃の熱めの
シャワーで皮脂を洗い流すことで日中の加齢臭を防ぐこと
になる=1分程度でOK
命の危険も!ヒートショックを予防する入浴法
ヒートショックとは急激な寒暖差で血圧が急上昇すること
結果として心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性も
暖かい部屋→寒い脱衣所→熱い湯船で血圧が約40上がる!
ヒートショックがお風呂で亡くなる原因として多い
◎予防1:脱衣所・浴室は暖かくしておく!
暖かい部屋と脱衣所の温度差を5℃以内にする
例:脱衣所に電気ストーブなどを置く
浴室に暖房があれば、浴室も暖かくしておく
浴室に暖房がない場合は、風呂のフタを開けて湯気で暖める
◎予防2:足元から掛け湯をして入浴!
心臓から遠いところから徐々に慣らしていくのがポイント
◎予防3:湯船から立ち上がる時はゆっくり
湯船に入っている時は水圧がかかり、血管が収縮
パッと立ち上がると水圧がなくなるので血管が拡がり
血液が頭に上がらなくなるため貧血状態に
湯船に浸かると、全身の血液の流れが良くなり細胞が
活性化したり、筋肉がほぐれるので結果的に事故・ケガ
などを防ぐことに繋がる
また、毎日お風呂に入ると健康的に長生きができる
という研究データもある
65歳以上の5年後の要介護リスクは毎日入浴する人
と週2~3回入浴やシャワーのみの人と比べると
1.85倍低い!
冷え症改善に最も効果的な入浴法
冷え症改善には40℃のお風呂に10分!
入浴後1時間でこれだけ温度に差が出た!
熱いお風呂が苦手な方は38℃で10分より少し長めに
入ってもOK!
ゆず湯も冷え症にはオススメ!
ゆずの皮の油分が肌をカバーして、水が蒸発するのを防ぐ
さらに皮に多く含まれるリモネンが血流を良くして体温を
上げてくれる
ゆず以外にもみかんやレモンなど同じ柑橘系なら
同じ効果が得られる
乾燥肌予防に最も効果的な入浴法
Q.乾燥肌予防に最も効果的な入浴時間は
5分?10分?20分?
A.10分
5分だと体が温まらないので血行が良くならず
肌に大事な血流が良くならない
20分以上は保湿成分セラミドや皮脂が失われてしまう
40℃のお風呂に10分入浴が乾燥肌予防に効果的!
半身浴はそもそも高齢者や心臓などに持病を持つ人が
心臓に負担をかけないための入浴法
美容の為に半身浴で長くお風呂に入るのは、保湿成分が
流れてしまい乾燥肌になってしまう
健康な人は美容の為に入浴する場合は全身浴の方が効果的!
乾燥肌になりやすい人は一番風呂には要注意!
水道水には塩素が含まれているため、乾燥肌を引き起こす
恐れがある
一番風呂より2番目以降が良い理由は、1番目に入った人
の皮脂が塩素を弱めるため肌にダメージが少ない
一番風呂でもレモン果汁を入れると塩素の働きを弱める
タオルなどで肌をこすると皮脂や角質まで取れてしまう
ゴシゴシ拭くと皮脂の表面をはがしてしまう
押さえるように優しく水分を拭く
お風呂から上がると皮膚から水分が抜けるので、なるべく
早く保湿クリームを塗る
お風呂に1回入るだけで美肌に!裏技入浴法
42℃以上のお風呂に10分入ると肌がショックを
受け、ヒートショックプロテインが分泌され肌が活性化!
ただし、やり過ぎると体が慣れてしまいヒートショック
プロテインが出なくなるので、週2回いざという時に
とっておくことがオススメ!
疲労回復に最も効果的な入浴法
炭酸の出る入浴剤が疲労回復に効果的!
炭酸とは水に二酸化炭素が溶けたもの
炭酸入りのお風呂に入ると、二酸化炭素が皮膚から
吸収され、毛細血管に入っていく
血液中に二酸化炭素が増えると、酸素不足だと
勘違いして、より酸素を運ぼうと血管を広げ
血行が良くなる
この入浴法が最も疲労回復に効果的!
タグ:ジョブチューン
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