反復1週間減塩法のやり方【ゲンキの時間 10月7日】減塩外来・グラノーラ・納豆・ワイン

2018年10月7日ゲンキの時間は,日本初「減塩外来」の
反復1週間減塩法のやり方
KMP-WDM[(077759)2018-10-07-11-07-30]

渡辺尚彦先生

聖光ヶ丘病院 顧問
医学博士
渡辺尚彦

塩分と血圧

血圧1
厚生労働省が定める生活習慣病予防のための塩分摂取量は
男性で8g未満、女性で7g未満
しかし実際には、平均約10g摂っていると言われている

血圧2
塩分を摂り過ぎて血液中の塩分濃度が高まると、身体は
それを薄めようと血液中に水分を取り込む

血圧3
すると血液量が増し血管にかかる圧力が上昇
→高血圧につながる

塩分を摂り過ぎると味覚が鈍る?!

味が濃いものを食べ続けていると、塩分の摂り過ぎで
味覚が鈍くなってしまう

味覚
水500㏄に食塩5gを加えた「およそ1%濃度の食塩水」
を飲んでも塩分を感じない場合は既に味覚が鈍くなっ
ているので注意が必要

減塩の大敵は「調味料」

醤油・ソース・味噌など、どれも塩分が高いため
料理の上からかける事で塩分摂取量が増えてしまう
調味料
【大さじ1杯あたりの塩分量】
しょうゆ    2.6g
ウスターソース 1.5g
中濃ソース   1.0g
味噌      2.4g

日本初「減塩外来」とは?

今年5月に日本初の減塩外来が誕生
聖光ヶ丘病院
外来0

外来1
検査1:1日の平均血圧を測定
血圧は1日の中でも大きく変動するため、正確な血圧を
知るために24時間血圧計を付けて1日の平均血圧を
割り出す

検査2:1日の塩分摂取量を測定
24時間に排出された尿を全て取り、そこから1日の
平均塩分摂取量を調べる

正確な血圧と塩分摂取量を知り、その2つの結果から
減塩法を指導
減塩外来では6g未満の塩分摂取量を目指す

成功者続出!反復1週間減塩法

減塩外来で行なっているオススメの減塩法
方法1
1か月~2か月の中で1週間だけしっかり減塩し、それ以外は
いつも通りの食生活を送り、それを繰り返し行う

徹底的な減塩の後、普通の食生活に戻ると味が濃く感じられ
減塩生活が普通に感じられるようになる

【やり方のポイント】
ポイント1
1週間の減塩期間中は塩・しょうゆ・ソース・味噌などの
調味料は禁止

ポイント2
さらに漬物や梅干し、調味料がすでに付いているものなど
塩分が高いものも一切禁止

ポイント3
ただし「酢」だけはどれだけ使用してOK!
酢に含まれる酢酸は血管を拡張させ、血圧を下げる作用が
あると言われている
酢・黒酢・ワインビネガー・バルサミコ酢・リンゴ酢など
好みに合わせて酢の種類を変えてもOK

減塩中の朝食は「グラノーラ」に!

1日3食の中で一番減塩で効果的なのが朝食
起床後は血圧を上げるホルモンが高くなるので、この時に
減塩すると血圧を下げるのに有効

朝食1
シリアルの一種「グラノーラ」は穀物にナッツ、フルーツ
が入っており栄養豊富であるとともに、1食50gで塩分は
たったの0.2gと最適
味付けなしの無調整豆乳で食べるのがオススメ

血圧を下げるオススメ食材

【納豆】
納豆1
納豆の原料の大豆は血圧の上昇を抑え、血中のコレステロール
を下げる働きがある

【ワイン】
ワイン1
また料理の味付けにワインを使うのもオススメ
ブドウに含まれるポリフェノールには、血管を拡張させる働き
がある

反復1週間減塩法は反応が良い人と悪い人がいるため
減塩してすぐに血圧が下がらなくても、信じて続ける事
が大切だそうです
また、塩は食欲が増すので塩を減らすと食べる量も減る
ため減塩生活は糖尿病やメタボの方にもオススメとのこと

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