誤嚥性肺炎【みんなの家庭の医学 4月26日】危険度チェック・喉の筋肉を鍛える方法・村田朗
2016年4月26日たけしの健康エンターテインメントみんなの家庭の医学で
誤嚥性肺炎の危険度チェックと喉の筋肉を鍛える方法が紹介されました
村田朗先生
御茶ノ水呼吸ケアクリニック院長
30年以上にわたり、肺炎やCOPDなどを治療
呼吸リハビリによる患者のQOL向上に尽力
肺炎
肺炎とは何らかの理由によって細菌やウイルスが肺の中へと
侵入し、肺に炎症を起こす感染症のこと
通常、風邪の菌やウイルスエンザウイルスが免疫力の低下に
よって増殖し発症することが多い
実は今、風邪やインフルエンザウイルスと違った、別の原因
で肺炎による志望者数が増えている
誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは間違って食べ物や唾液が気管から肺に入ることに
よって起こる肺炎
私たちは物を飲み込むとき、舌骨筋(喉の筋肉)によって食道に
送りこみ、同時に喉頭蓋というフタを閉じ、気管に物が入らない
ようにしている
しかし年をとると舌骨筋が衰え、物を飲み込んだとき食道へ
スムーズに送り込めないばかりか、気管に蓋をするタイミングが
遅れ、誤嚥が増えてしまう
むせるということは、誤嚥で肺に入ってしまった菌の侵入を
防ぐということ=肺炎を防ぐことができる
ところが、反射機能まで衰えてしまうと、誤嚥に気が付かず
吐き出せないため、食べ物や唾液に菌が混ざって肺に侵入し
免疫力が落ちていると増殖し肺炎を発症
最悪の場合、死に至ることも
誤嚥性肺炎の危険性テスト
主に見るのは、物を食道へ送り、気管に蓋をする
のどの筋力の強さ
喉の筋力が衰えていると唾液も飲み込みづらい
唾液飲み込みテスト
人差し指と中指で喉仏を軽く挟むようにあてがう
この状態で唾液を飲み込むと、喉仏が人差し指を越え、
また元に戻る
これを1回とカウントし30秒間の飲み込み回数をチェック
※誤嚥しないよう、唾液は確実に飲み込んでください
診断
喉の筋肉を鍛える方法
仰向けに寝て、つま先を見るように頭を上げる
1日3回1分間ずつ行うと6週間ほどで効果が出始める
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