認知症【みんなの家庭の医学 4月26日】MCI・早期発見テスト・注意力・視空間認知能力アップ・デュアルタスク・朝田隆
2016年4月26日たけしの健康エンターテインメントみんなの家庭の医学で
認知症予備軍早期発見テスト・認知能力アップ法が紹介されました
朝田隆先生
東京医科歯科大学医学部特任教授
メモリークリニック御茶の水院長
長年にわたり、認知症患者を診断・治療
厚生労働省研究班のリーダーを務める認知症治療の第一人者
認知症
認知症とは、脳の神経細胞が減少し、徐々に脳が委縮し
記憶力・判断力の低下、うつ等様々な症状を引き起こす病
65歳以上の5人に1人が認知症という時代が迫っている
一度発症すると完治させるのは難しいが、病気の前段階で
発見対処できれば発症を防げる可能性が!
MCI(軽度認知障害)
まだ認知症にはなっていないものの、すでに認知機能が
衰え始めている状態
MCI=認知症予備軍
MCIを放置すると5年間で半数が認知症を発症するとも
言われている
しかし、早期発見し対処すれば認知症の発症を防ぐ
ことが可能
認知症予備軍(MCI)診断テスト1
イラストを10秒間しっかり見る
テスト
イラストを見ずに、イラストに描かれていた動物を
覚えているだけ名前を書き出す(昆虫は含まない)
診断
答え:牛・ライオン・キリン・パンダ・像・豚(6つ)
3個以上でクリア
2個以下は脳の注意力が衰え、MCIの可能性あり
注意力
注意力とは様々な刺激や情報に幅広く集中する能力
認知機能の低下は「注意力」から始まることが多い
認知症予備軍(MCI)診断テスト2
視空間認知力をチェック
道筋たどりテスト
四角いマスの上を目印と道順が書かれた紙(地図)を持ちながら
その道順通りにゴールまでスムーズにたどれるかを見る
視空間能力が衰えていると自分の現在地を上手く照合できない
ため、途中で道順を間違えたり、立ち止まってしまう
ご家庭ではドアなど目印を1つ決め、それを基準に座布団や
新聞紙など道筋を作れるものを並べる
その間を地図を見ながら歩く
立ち止まらずスムーズに歩けたらクリア
どこにいるのかわからない・道順を間違えた場合は
視空間認知力の衰え⇒MCIの可能性あり
視空間認知力
視空間認知力とは物の距離感や奥行き・周りの空間の
位置関係等を正しく認識する能力のこと
認知症は物忘れだけでなく様々な前兆が現れる
中でも多いのが視空間認知力の低下
この力が衰えると、例えば車と車庫との距離感がつかめず
車庫入れが下手になったり、地図を上手く読めず道に
迷ったり、階段などで段差を測りかね、つまずくことが
増えたり、よけたつもりが人とぶつかりやすくなると
いったことが増える
また、イスやトイレの便座にちゃんと座ったつもりが
浅く腰かけてしまうことも
注意力&視空間認知能力アップ法:デュアルタスク
知的活動と運動を同時に行うことにより、認知機能の
改善につながる
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