アレルギー【世界一受けたい授業 4月30日】Tレグ細胞の増やし方・皮膚の保湿・今井孝成・ダニアレルギー・食物アレルギー・金属アレルギー
2016年4月30日世界一受けたい授業は最新研究で分かってきた!
アレルギーの新常識が紹介されました
今井孝成先生
昭和大学医学部講師
豆腐を食べ過ぎた人が起こすアレルギー
原因は全身型金属アレルギー
豆腐を食べ過ぎたことで、手の平や足の裏がかゆくなる
豆腐の原料(大豆)には微量だがコバルトなどの金属が
含まれている
そのため、金属アレルギーの人が豆腐を食べ過ぎると
手の平や足の裏など汗腺の多い場所から金属成分が汗と
一緒に染み出し、かゆみや湿疹を引き起こす
アレルギーになりやすい体質は生まれた時に決まっている!?
最初に生まれた子(第1子)はアレルギーになりやすい
アメリカのサウスカロライナ大学の研究
約1200人の新生児の臍帯血(=へその緒の血液)を検査
アレルギー反応を引き起こすIgEの量を計測
多いほどアレルギーになりやすい
デンマークで2016年2月に発表された研究
アレルギーから守ってくれる免疫細胞の数を調査したところ
第2子以降と比べ第1子が少ないことがわかった
赤ちゃんの時に両親ができるアレルギー対策
皮膚を保湿する
最近の研究でアレルギーの原因物質は、皮膚からも体内に入る
事がわかった
皮膚が乾燥すると、外部から異物の侵入を防ぐ皮膚のバリア
機能が低下してしまう
皮膚の表面近くには腕のようなものをと持つ樹脂細胞がある
皮膚のバリア機能が低下していると樹脂細胞がアレルギーの
原因物質を取り込んでしまいアトピー性皮膚炎などのアレルギー
を引き起こしてしまう
赤ちゃんの頃は皮膚のバリア機能も未発達なのでしっかりと
保湿してあげることが大切
生後6か月までを目安に全身を保湿
赤ちゃんの頃に最初になる確率が高いアレルギーは
「アトピー性皮膚炎」と「食物アレルギー」
どちらかのアレルギーになると3歳くらいには「気管支喘息」
10歳くらいには花粉症になるリスクが高くなる
⇒アレルギーマーチ
アレルギーを抑えるTレグ細胞とは?
アレルギーとは体内に物質が入ってきた時に免疫細胞が
悪い病原体と勘違いして、過剰に攻撃し炎症が起きること
によって症状(くしゃみ・鼻水など)が出る
そんな時Tレグ細胞は、外部から侵入してきた物質を判断し
免疫細胞に攻撃するのをやめさせる役割がある
Tレグ細胞はアレルギーの原因物質によって様々
スギ花粉症にはスギ花粉に効果のあるTレグ細胞が必要
ダニアレルギーに効果のあるTレグ細胞の増やし方
舌下免疫療法
ダニのエキスを投与し、ダニによる症状を抑える
2015年から保険適用
専門医の指導のもとおこなうこと
食物アレルギーに効果のあるTレグ細胞の増やし方
東京理科大学の研究
昆布を食べると乳酸菌が増え、腸のTレグ細胞を増やすことが
分かった
まだ、マウスによる実験結果だが、人への効果も期待されている
ただし、昆布を食べ過ぎると便秘やむくみ等の症状が出ることが
あるので目安としてお味噌汁にとろろ昆布をひとつまみ入れて
週に2~3回飲むくらいがオススメ
※妊娠中の方や、お子様は量を控えて下さい
タグ:世界一受けたい授業
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