梅雨時の病【林修の今でしょ!講座 5月31日】低気圧・心臓発作・脳卒中・肩こり・腰痛・片頭痛・天気痛

2016年5月31日林修の今でしょ!講座は梅雨時は注意!低気圧が引き起こす病
心臓発作・脳卒中・肩こり・腰痛・片頭痛の予防法が紹介されました
メイン

佐藤純先生

愛知医科大学医学部 客員教授
医学博士

佐藤先生

気圧が体の及ぼす影響

1

地上に比べ、山の方は上にある空気の量が少ないので気圧が
下がって低気圧になる

2

山の上のように気圧が下がると、空気の力が強くなり
袋がパンパンに膨らんでしまう

低気圧の状態になると、体の細胞にも同じようなことが起こる

3

梅雨の時期(6月)は1年で一番気圧が低くなる

梅雨の時期に注意すべき病気・症状ワースト5

1位:心臓発作

心臓発作は心筋梗塞や狭心症などから起こる突発的な発作

1位ー1

動脈がけいれんして血管が狭くなったり

1位ー2

血栓で塞がってしまうような症状
全身に送る血液が量が増えると心臓にも負担がかかり
心臓発作の原因に!

<対策>
◎心臓発作対策には…
1位ー3

・魚肉ペプチド・ラクトトリペプチドは血圧を上げる成分の
 働きを妨げる効果が期待できる
・オメガ3系脂肪酸は血液中の中性脂肪を減少させ血流を
 改善する効果が期待できる

1位ー4

イワシ(魚肉ペプチド)・イワシの脂(オメガ3系脂肪酸)
味噌(ラクトトリペプチド)

2位:脳卒中

患者数は冬の方が多いが、この時期も脳卒中になる可能性が!
低気圧により血管が拡張した分、血液の量も増え、太くなった
血管に増加した血液が流れてしまう
拡張した血管に大量の血液が流れてしまうと、出血を起こす
可能性が!

<対策>
◎塩を減らして酢を使う=減塩

2位

・塩が血液の中にたくさん入ってしまうと、浸透圧の関係で
 水分と結びつき、血液量が増えてしまう

3位:肺塞栓症

肺塞栓症と似た症状の病気⇒エコノミークラス症候群
エコノミークラス症候群は長時間同じ姿勢でいたためにできて
しまった血栓が肺まで流れ、呼吸困難になる恐ろしい病
肺塞栓症も同様に血栓の詰まりによる病

<対策>
◎足指グーパー運動

3位

厚生労働省が発表したエコノミー症候群の対策法
ふくらはぎの血行も良くなり、筋肉も使うので予防法として効果的
1日10回×3セットで効果が期待できる

4位:肩こり・腰痛・関節痛

4位

◎なぜ気圧が下がると痛みが出るのか?

気圧が低くなると耳の中の蝸牛のリンパ液は揺れてしまい
体が揺れているという信号を脳に送る

4位-1

ところが、実際は目から揺れていないという信号が脳に
送られ、ギャップで脳が混乱してしまう
脳はギャップを埋めようと自律神経が調整し続けて疲れて
しまう

4位-2

自律神経が刺激を受け、興奮すると、痛覚神経も刺激され
てしまうことがあり、痛みを感じる
(慢性的な痛みはストレスで悪化する)

<対策>
◎低気圧による肩こり・腰痛・関節痛対策には酔い止めバンド!

4位-3

内関(ないかん)というツボに酔い止めバンドの突起を当てて
装着するか、バンドがない場合は米粒をツボの部分に当たるよ
うにテープで固定でもOK
やりすぎると効きにくくなるので注意

5位:片頭痛

5位

最新の研究によると…1013hPa(1気圧)から6~10hPa気圧が
低下すると頭痛が起こる

5位-1

拡張した血管が神経を圧迫し痛みを引き起こす=片頭痛

<対策>
◎予防策としてマグネシウム・ビタミンB2を含む食材を摂る
・マグネシウムは神経伝達物質の形成を促し神経の興奮を抑え
 副腎皮質ホルモンから出る抗ストレスホルモンを高め
 安定化させる働きに効果が期待できる
・ビタミンB2には片頭痛の発生を抑えるセロトニンの放出を
 促す効果に期待ができる

5位-2

ピーナッツ(マグネシウム)・レバー(ビタミンB2)

◎片頭痛が起きてしまったら、強い光を避け、部屋を暗くし
 頭を冷やす

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