虫歯予防【この差って何ですか? 6月12日】唾液腺マッサージ・宮崎真至・唾液分泌量の低下チェック
2016年6月12日この差って何ですか?で虫歯に「なりやすい人」と「なりにくい人」の差
と、虫歯を予防する唾液方法が紹介されました
宮崎真至先生
日本大学歯学部教授
虫歯に「なりやすい人」と「なりにくい人」の差
歯磨きの頻度に関係なく人によって虫歯になる人とならない人がいる
その違いは…
3歳までに家族から虫歯菌がうつったかどうか
虫歯の原因となる「ミュータンス菌」という虫歯菌は口の中に残った
食べカスを食べ酸を出し、酸が歯を溶かして虫歯になる
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはもともと虫歯菌はいない
3歳までの間に、口の中に住み着く細菌の種類が決まる
主に家族がキスをしたり、同じ箸やスプーンなどを使って、フーフー
しながら食事をあげたりすることが大きな感染原因と言われている
3歳を迎え、口の中に住み着く細菌の種類が決定すると、新たな細菌は
入ってきても既にいる細菌に押し出される
つまり、3歳までに「ミュータンス菌」が口の中に混入しなかった人は
虫歯になることが、ほとんどない
よく噛んで食事をしているかどうか
唾液には抗菌作用があり、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」を
抗菌して洗い流してくれる
よく噛んで食事し、唾液が多く分泌される人は虫歯になりにくい
唾液分泌量の低下チェック
【解説】
・1つでも当てはまる人は注意が必要!
・1は噛む回数が減るので唾液の分泌が低下
・2・3は口を開けている時間が長いため、唾液が蒸発し口の中が
乾きやすくなる
・4は鼻づまりの影響で口呼吸になってしまい唾液が蒸発しやすく
なってしまう
・5はニコチンやタールによって血行が悪くなり、唾液の分泌が
低下する
唾液の量を増やす方法
唾液腺のマッサージ
口を閉じた状態で、唾液腺を円を描くように10回ゆっくり
マッサージすると唾液の分泌を促すことができる
食事前にマッサージすると唾液の抗菌作用・ばい菌を押し流す
作用がより効果的に得られ虫歯予防につながる
タグ:この差ってなんですか?
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