夏の脳梗塞・痛風【ゲンキの時間 7月10日】井口保之
2016年7月10日ゲンキの時間は夏に気を付けたい2大病「脳梗塞・痛風」
その原因が紹介されました
夏に気を付けたい2大病「脳梗塞・痛風」
脳梗塞・痛風が夏に増える原因「脱水」
どちらも脱水による血液の粘度が上がることにより起こり
やすくなる
脱水のボーダーライン
行動別水分損失量
人間は普通に生活していても1日約900mlの水分が失われる
特に夏は多量の汗をかくので、気付かないうちに脱水になることも
また年齢と共に身体のかわきを感じにくくなったり、冷たい物を
摂りすぎると喉の渇きを感じにくくなり、少量で満足するため
脱水につながったりすることもある
高血圧や高血糖の人は身体の水分バランスを崩しやすいため、特に
夏は注意が必要!
夏の脳梗塞
脳梗塞は脳の血管に血栓と呼ばれる血の固まりが詰まり、脳に酸素や
栄養が送られなくなることで脳が障害を受ける病気
脱水で血液濃度が高まると、動脈硬化を招いたり脳の血管を詰まらせ
る血栓ができやすくなったりする
また脱水状態になると、脳を含めて全身の臓器が血液を欲しがるため
心臓は活発に活動するが、そのために心臓に多くの負担がかかり動き
が不規則になることもある。すると心臓の血液がよどみ、血栓ができ
これが重大な脳梗塞を招くこともある
脳梗塞は詰まる血管の太さや詰まり方によって3つに分類される
その一つ「心原性脳塞栓症」は心臓にできた血栓が血流にのって脳に
運ばれ、脳の太い血管を詰まらせる最も危険な脳梗塞と言われている
脳梗塞を招く危険な脱水には注意が必要
夏の痛風
痛風の原因は尿酸で、尿酸値が7.0を超えると高尿酸血症と診断され
痛風の危険ラインとされている
尿酸は本来血液の中に完全に溶けてしまう物質だが、尿酸が血液中に
溶けきれなくなると、ナトリウムと結合して結晶化
この結晶化は尿酸値7.0を超えると起こる
尿酸が増える理由の一つはプリン体を摂取すると増加
もう一つの理由は、血液が少なくなればなるほど尿酸値が高くなり結晶
は増えていく
痛風対策でプリン体の摂取を控えることも大切だが、血液が少なくなる
脱水状態にも気を付けないと尿酸値は上がってしまう
痛風になるとなぜ足が痛くなるのか
尿酸は足の親指の付け根に溜まりやすく、痛風発作の約7割が
ここで発生
痛みが起こるのは、関節に付着していた結晶が剥がれ落ちた時で
剥がれ落ちた結晶を白血球は異物と認識して排除する
ところが、排除しきれなくなると白血球は炎症物質を排出し
激しい痛みを引き起こす
タグ:ゲンキの時間
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