腰痛改善・腰みがき【世界一受けたい授業 7月30日】脳の錯覚腰痛・大谷晃司・DLPFC
2016年7月30日世界一受けたい授業は長引く腰痛の原因は脳の錯覚だった!?
腰みがきで改善!最新腰痛対策!!が紹介しました
大谷晃司先生
福島県立医科大学 整形外科教授
腰痛治療のエキスパート
腰痛
現代人の体の悩みランキング1位は「腰痛」
最近では子どもでも腰痛に悩んでおり
中学3年生の約4人に1人が腰痛を経験している
8割以上が原因がわからない腰痛
3か月以上続く腰痛(慢性腰痛)の原因の1つに脳の錯覚から
起こる「錯覚腰痛」というのがあることがわかった
上の絵を見て「腰が痛そう」と思ったら錯覚腰痛の可能性が!
錯覚腰痛
腰痛がない11人に絵を見せたところ、全員何も感じなかった
ところが、腰痛持ち11人は全員が「腰が痛そう」などの不快感
を感じ、さらにそのうちの7人が実際に腰の痛みを感じる結果が!
過去に腰痛で辛い思いをして、それが恐怖の記憶として残っている
場合、痛みの感じ方が鋭くなっているため写真をみるだけで
脳が敏感に反応し実際に腰に違和感や痛みを感じてしまう
もう1つの原因
腰痛は痛みの刺激が電気信号として脳に伝わり、脳が興奮状態に
なることで起こる
その興奮を鎮め、痛みの感覚を抑えるのが
背外側前頭前野(通称:DLPFC)
慢性腰痛の人は健康な人と比べDLPFCの体積が10%も
少なく、機能が低下していることがわかってきた
健康な人が「1」にしか感じない痛みも、慢性腰痛の人は
同じ「1」の痛みでも「50」にも「100」にも感じてしまう
腰痛になったら安静にするのは間違い!?
症状が出た直後を除いて、多少痛みがあっても可能な範囲で
体を動かす方が、腰痛の回復が早くなることがわかっている
※腰痛発症後4日以降を目安に無理をしない範囲で動くこと
意外な腰痛治療薬「抗うつ薬」
抗うつ薬には鎮痛作用があり、一部に慢性腰痛に効果がある
ことがわかってきた
※抗うつ薬は医師の処方が必要
痛みが続くと精神状態が不安定になったり、家庭や仕事の
ストレスが、より腰の痛みを感じやすくさせている原因に
なっている
※効果には個人差がある
腰痛改善「腰みがき」
腰痛の元となる原因を毎日の簡単な運動で取り除き、健康で
痛みを起こしにくい強い腰を作る
基本編:腰と背中のストレッチ
1:仰向けになり、片方のひざを曲げ両手で抱える
2:ひざを胸につけるようにゆっくりと引き寄せ5秒キープ
3:足を元の位置にもどす
これを片足10回繰り返し、その後反対の足も行う
ひざを引き寄せたり、戻す時は腰まわりから背中を伸ばす
イメージを持ちながらゆっくりと行うこと
筋肉が柔らかくなり、腰まわりの血流が良くなる為、腰みがき
され、腰痛を楽にする効果が期待できる
太ももの裏側ストレッチ
太ももは、腰のすぐ下の筋肉なので、腰まわりの緊張もとれ
腰痛改善が期待できる
1:仰向けになり、片方のひざを腰のあたりまで上げ、
ひざの後ろに両手をまわす
2:上げた方のひざから先を天井に向かって伸ばし5秒キープ
伸ばすのは痛みが我慢できる程度でOK
元の位置に戻す
足を伸ばした時、太ももの裏側がよく伸びていることを意識する
これを10回繰り返し、その後反対の足も行う
応用編:天然のコルセットを手にいれる腹筋の腰みがき
1:仰向けになり、両ひざを立て足を肩幅ぐらいに開き
両手を太ももの上にのせる
2:あごを引き、手を滑らせながら床と背中の間の角度が
30度~45度になるまで上半身をゆっくり起こし5秒キープ
その後、元の姿勢に戻す
これを10回繰り返す
腹筋を意識しながら行うことでより腹筋強化につながる
もし、起き上がる体勢が辛いときは、起き上がろうとお腹に
力を入れるだけでもOK
背骨強化の腰みがき
腹筋強化の腰みがきとセットで行うと効果的なのが背骨強化の腰みがき
腹筋と背骨をバランスよく鍛えられ、背骨をしっかりと 支えられるよう
になる為、腰の痛みが出にくくなる
1:クッションや畳んだバスタオルなどを下腹部あたりに挟み
うつ伏せになる
2:あごを引いたまま、顔と床の間が10cmくらいになるまで
上半身をゆっくり起こし5秒キープ
その元の姿勢に戻す
これを10回繰り返す
お尻から背中まで意識しながら行う
タグ:世界一受けたい授業
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