場ちがい脂肪・異所性脂肪を落とす方法【主治医が見つかる診療所 9月12日】フラダンス・四股踏み・サルコペニア肥満・心臓周囲脂肪・小川佳宏・原久美子・辛浩基

2016年9月12日主治医が見つかる診療所は危険な「場違い脂肪」から
身を守る方法が紹介されました

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小川佳宏先生

東京医科歯科大学教授 糖尿病・内分泌・代謝内科

小川佳宏

脂肪の種類

皮下脂肪

第1の脂肪:皮下脂肪…皮膚のすぐ下に溜まる脂肪
・ある程度、溜めても病気にはつながらない

内臓脂肪

第2の脂肪:内臓脂肪…主に腸の周りに溜まる脂肪
・生活習慣病の原因に繋がる

場違い脂肪

第3の脂肪:場ちがい脂肪
・医学的には異所性脂肪と呼ばれる
・本来溜まるはずのない場所に溜まる脂肪の事
・様々な病気を引き起こす原因となる
・見た目が肥満体型でなくても、体重が以前と変わらなくても
 痩せていて皮下脂肪が溜められない場合は場ちがい脂肪が
 多い場合もある

場ちがい脂肪 3つのポイント

最後に溜まって最初に落ちる

場違い1

皮下脂肪の許容を超えると内臓脂肪へ
内臓脂肪の許容を超えると場ちがい脂肪に溜まる
ただし、最後に溜まるため、運動などを行えば最初に落ちる
性質がある

筋肉が場ちがい脂肪に置き換わる

場違い2

【サルコペニア肥満】
・運動不足や肥満などが原因で、体内の筋肉量が減少し
 そこに場ちがい脂肪が入り込んでくる
→結果的に、筋肉が場ちがい脂肪に置き換わった状態に
・これが続くと筋肉の減少により、歩けなくなる可能性や、
 歩行困難により、様々な病気が引き起こされる可能性が

【場ちがい脂肪チェック!】
チェック

1つでも当てはまったら要注意
筋肉に場ちがい脂肪が入り込み始めている可能性あり

握力

筋肉に場ちがい脂肪が入り込んでいる可能性を知るための目安
※サルコペニアの診断基準を基にした目安の数値で
 これだけで診断を確定する事はできない

心臓にもくっ付く

心臓

医学的には心臓周囲脂肪と呼ばれる心臓の周りにくっ付く
場ちがい脂肪→心臓の血管に悪影響を与える

不規則な生活・運動不足の人は心臓に場ちがい脂肪が
付いている可能性が!

場ちがい脂肪を落とす方法1:好きな曲を聞きながらフラダンス

中腰の姿勢で踊るため、骨盤周りや太ももなどの大きな筋肉が
鍛えられる
・脂肪そのものを燃やす効果
・代謝をアップさせる効果
ダブル効果で脂肪を落とす事ができる

自宅でできるフラダンスの振り付け

フラ1

1:両足をこぶし2個分くらい開き、足は平行に

フラ2

2:上体を真っ直ぐに保ったまま、腰を落とす

フラ3

3:体重移動を意識しながら、左右に2ステップ

フラ4

4:右手を斜め上に挙げ、左手を頭上で大きくまわす
・肩甲骨を大きく動かすので、より代謝アップが期待できる

フラ5

5:左右の手を替えて、同様に行う

毎日好きな音楽1曲分を目安に踊ると続けやすく、脂肪を
効果的に落とす事ができる

場ちがい脂肪を落とす方法2:ゆっくり四股踏み

シコ

ゆっくりと行う事で、大きな太ももの筋肉が鍛えられる
片足でバランスを取る事で、普段使わない骨盤周りの筋肉が
鍛えられる
股関節が柔軟になり、血流やリンパの流れが改善する
→代謝アップにつながる

四股踏みのポイント

シコ1

足を上げる高さは、できる範囲で良い
なるべくゆっくりと行う
1日に左右10回ずつ、体が温まっている時に行うとより効果的

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