ひざ痛予防法【ゲンキの時間 10月30日】テニスボールコロコロ・膝ベルト・ゴムバンド引っ張り・ひざ軟骨の再生・変形性ひざ関節症・がに股・アディポカイン・マイオカイン・松本秀男

2016年10月30日ゲンキの時間は,ひざ痛の原因と簡単ひざ痛予防法や
ひざ痛を引き起こすホルモンや、ひざ軟骨の再生研究などが紹介されました
メイン

松本秀男先生

慶応義塾大学 医学部 スポーツ医療総合センター教諭
医学博士・工学博士

松本秀男

ひざ痛基礎クイズ

クイズ1

次の内、もっとも「ひざ」に負担がかかるのは?

答え:A(階段を下りる時)

クイズ2

階段を下りる時、ひざには体重の約5倍の負荷がかかる
階段の昇り降りでひざが痛い人は変形性ひざ関節症の可能性が!

変形性ひざ関節症

ひざ1

通常、ひざ関節は軟骨に覆われていて、衝撃を和らげたり動きを
滑らかにする

ひざ2

ところが、ひざ関節の軟骨がすり減ると、骨同士がぶつかりあい
強い痛みが生じる=変形性ひざ関節症

座りっぱなしと「ひざ痛」の関係

ひざ3ひざ4

座りっぱなしでひざを動かさないこともひざ痛を招く原因に
ひざ関節は薄い膜で包まれており、その中は関節液で満たされて
いるが、ひざが曲がったまま動かないと関節液が循環できなくなり
酸素や栄養が行き渡らず炎症が起きてしまう

ひざ5

長時間の車の運転や、キッチンなどで立ちっぱなしの状態も
ひざの関節が動いていなので要注意!

座っりっぱなしの人にオススメのひざ痛予防法

テニスボールでひざ痛予防!ボールコロコロ作戦

予防1予防2

椅子に座ってテニスボールを床に置き、足の裏でボールを
前後に転がす
ひざが適度に動き、関節液が滞りにくくなる
左右交互に30分に1回は行うと良い

筋力不足によるひざ痛

がに股1

電車の中でふらつきやすい人や、靴の外側がすり減っている人は
筋力不足が疑われる

がに股2

脚の外側にある外転筋の筋力が弱いと身体がバランスを
崩しやすいため、脚を開いて安定させる歩き方(がに股歩き)に
なってしまう

がに股3

がに股歩きはひざ関節の内側に負荷がかかり、軟骨が削れて
しまう

外転筋が弱い人にオススメのひざ痛予防法

ベルトを使ったひざ痛予防!ひらけ!ひざ

予防3予防4

椅子に座って脚を少し開き、ベルトでひざを縛る
脚を左右に広げるように力をいれ、その状態を10秒キープ
10回1セットで1日3セット行う

筋力のアンバランスによる「ひざ痛」

アンバランス1

脚の筋肉は大きく分けて4つあり、その中の一つでも弱いと
正しくひざを支えられなくなり、ひざ痛を起こすことがある

アンバランス2

この筋力のアンバランスは自己流で運動やスポーツをする人
に多く見られる

脚の筋力バランスチェック

チェック2

「片脚立ち」で脚の筋力のバランスをチェック
手をやや広げて片脚を少し上げる
1分以上できたら脚の筋力バランスは問題ない
脚をついたり大きくふらついたりしたら筋力のアンバランスが
疑われる

ハムストリングが弱い方にオススメのひざ痛予防法

ゴムバンドを使ったひざ痛予防!ザ・机もヒッパレ

予防5予防6

フィットネス用のゴムバンドを机の脚と自分の足にくくりつけ
机の脚を引く用に引っ張る
太ももの裏のハムストリングスを意識しながら行う
10回1セットで1日3セットが目安

真犯人発見!?ひざ痛を起こすホルモン

アディポカイン1

これまで肥満の人がひざ痛になりやすいのは、主に体重のせいだ
と考えられていたが、近年「アディポカイン」というホルモンが
ひざ痛を引き起こすことが分かってきた

アディポカイン2

アディポカインは脂肪から分泌され、高血圧や動脈硬化にも関係
すると考えられているホルモン
内臓脂肪から分泌されるので、一見太っていない人でも内臓脂肪
が多い人は注意が必要

ひざ関節に良いホルモン

マイオカイン1

逆に、ひざ関節に良いマイオカインというホルモンも存在
マイオカインは脂肪を分解しアディポカインの分泌も減る

マイオカイン2

マイオカインは有酸素・無酸素運動問わず筋肉を鍛えるほど
分泌量が増える

ひざ軟骨の再生!驚きの最新医療

軟骨の再生1

すり減ってなくなると再生しないと言われていた軟骨
しかし東海大学医学部付属病院では軟骨再生シートを使って
今までの常識を覆す研究をしている

軟骨の再生2軟骨の再生3

軟骨再生シートは患者の正常な部分の軟骨から細胞を取り出し培養

軟骨の再生4軟骨の再生5

その細胞を0.2㎜のシート状に加工して軟骨がすり減った部分に
貼り付ける

軟骨の再生6軟骨の再生7

するとシートが特殊なたんぱく質を出し続け軟骨を作る細胞が活性
化し、軟骨が再生するという仕組み

※今はまだ研究段階ですが、あと1~2年で先進治療として認可
 される見込み
※現在は臨床研究の受付はしていないのでご注意を!

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