依存症の見分け方・予防法【世界一受けたい授業 11月19日】渡辺登

2016年11月19日世界一受けたい授業は早期発見と早期治療が不可欠!
依存症の見分け方・簡単予防法などが紹介されました
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渡辺登先生

元日本大学医学部精神科教授
赤坂診療所 所長

渡辺登

依存症

やめられない心の病気
日常生活にも支障をきたすことが多い

例えば…
アルコール1
アルコール依存症の人は仕事が手につかなくなると思っても
朝から飲んでしまう

ニコチン1
ニコチン依存症の人は、タバコの吸い過ぎて病気になったと
わかっても吸ってしまう

やめられないのは意思が弱いからだと思われがちだが
それは間違い!
依存症はやめたくても本人の意思ではやめられない

なぜ依存症になってしまうのか?

依存症1

人は快楽や高揚感を繰り返し経験した結果、快楽中枢が
異常に活発化する

若者に増加!新たな依存症

マスク依存症

マスク1

マスクをしていないと不安で人前に出られない
化粧をしていない・表情を見られたくないからと
それに慣れてしまうと、マスクをしないと人の目が
気になり、外出できなくなってしまう可能性が!

マスク2

SNS依存症

SNS1

もし長時間アクセスできないと、極度の不安やイライラ
を強く感じてしまう
この依存症には、つながりが断たれる強い恐れがある
最終的には画面から離れられず、睡眠不足のため学校や
会社に通えなくなる場合もある

ニコチン依存症を初期に見分ける方法

ニコチン2

◎起きたらすぐに一服する
ニコチンはアルコール等と同じ依存性薬物
寝ている間に脳内のニコチン量が低下するので、朝起きた
時のイライラや不安に耐えられない

アルコール依存症を初期に見分ける方法

アルコール2

◎酔って頻繁に記憶をなくす
朝起きて昨夜の記憶の一部がないのは、医学用語でブラックアウトと
呼ばれるとても危険な現象
ブラックアウトはお酒の飲み過ぎで海馬が麻痺、情報を記憶できない
飲酒をコントロール出来なくなるため、飲みすぎてはブラックアウトを
繰り返してしまう
アルコール依存症は肝硬変・アルコール性肝炎などの体の病気や
うつ病などの心の病気を合併したり、家族や職場でトラブルを
起こして迷惑をかけることも

買い物依存症を初期に見分ける方法

買い物1

◎買った物を新品のまま放置する
買い物をすることで気分が高揚するが、買った物には興味はなく
帰宅する頃には、「なぜこんな物を買ってしまったのか」と
落ち込んでしまう
買い物依存症が進行すると自己破産や家庭崩壊を招くことも
あるため、早めに精神科受診が必要

買い物2

依存症にならないための簡単な取り組み

予防1
1つのことに熱中しないで、いろんな趣味を持つ
特に仲間と一緒に楽しむことがオススメ

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