デング熱【あさイチ 6月8日】高崎智彦 ディート

2015年6月8日あさイチでデング熱が紹介されました

高崎智彦

感染症研究所 室長 高崎智彦

デング熱

・感染を媒介する蚊はヒトスジシマカ
・ヒトスジシマカは沖縄から東北地方まで広く生息
・デング熱は急な発熱・頭痛・関節など体の痛みが発生
・デング熱に162人が感染
・去年、およそ７０年ぶりに国内感染した
・2015年も４月に代々木公園をはじめとする９か所の公園で蚊を採取してウイルスに感染していないか調査を実施
今のところウイルスを持った蚊は見つかっていないが今後も月に２回蚊を採取して調査を実施する予定
・2015年6月5日時点で海外ですでに94人感染している

・2014年は海外で感染した人の血を蚊が吸い他の人へと広まっていった

卵を産む場所を減らす

・植木鉢の受け皿にたまった水など小さな水たまりをなくす
・庭に放置したままのジョウロやおもちゃなどにたまった水を捨て使用しないときはしまう

低木に近寄らない

・ヒトスジシマカは低木の植え込みや大きな葉の裏に潜んでいる
・朝方や午後３時以降の夕方に活発に活動
・汗をかいたり体温が上がったときに蚊が近づきやすい

蚊に刺されない

・長袖、長ズボンなど肌を露出しないように気をつけたり虫よけ剤をまんべんなく塗る
・ディートが含まれるものが有効
　※ディートには人の汗や体温を蚊が感知するセンサーを乱す効果がある