怒りをコントロールする方法【ゲンキの時間 11月27日】6秒数える・自己暗示・怒りの記録・アンガーマネジメント・コアビリーフ・古賀良彦
2016年11月27日ゲンキの時間は,心筋梗塞のリスクが5倍!?
寿命を縮める「怒り」との付き合い方などが紹介されました
古賀良彦先生
杏林大学名誉教授 精神神経科専門医
医学博士
怒りと身体のメカニズム
怒りの感情には自律神経が関係しており、自律神経には
交感神経と副交感神経があり、怒ると交感神経が有利に
なってくる
交感神経が活発になると血圧を上げる指令を出すため
怒ってばかりいると、血管にもダメージが!
そのため、血液が十分に心臓や脳に運ばれなくなって
しまう
怒りっぽい人は心筋梗塞や脳梗塞になるリスクが高い
他にも自律神経は身体のあらゆる部分の働きのバランス
をとっているので、怒りでバランスが崩れると
頭痛・手足のしびれ・下痢・便秘・食欲不振などの
身体の事に加え、不眠から寝不足になり昼間の生活が
上手く行かなくなることでストレスがたまり、結果
また、交感神経が高まる負の連鎖に入ってしまう
怒りをコントロール「アンガーマネジメント」
怒りの感情はアレルギーに似ており、ある出来事があった時
それに対して怒る人もいれば、怒らない人もいる
「少し違うが許せる」の幅が狭いと怒る事が多くなる
コアビリーフの幅を広げていくことを意識すると怒らずに
済むことも増える
「6秒数える」が怒りを鎮めるキーワード
カッとなったら6秒数える
いきなり自分の感情を爆発させずに、上手にブレーキを
かけるのが大事
まずブレーキを踏んでから、そのあと自分の気持ちを
ゆっくり出していく
怒りを記録する「アンガーログ」
記録しておくと、自分が怒っている傾向が見えてくる
自分がどういう事で怒りやすいか、どんな場面で怒り
やすいのか、それを回避するためにはどうしたら良い
のか考えることができるので、予めその状態にならない
工夫ができる
さらに怒りレベルの点数をつけておくと、さらに良い
そうすることで振り返った時、
「あの時そんなに怒ってたかなぁ」と客観視できるの
で、段々怒らなくなる方へコントロールできる
心をコントロールする自己催眠
怒りっぽい人はこれを1日数回行いましょう
イスに座って目を閉じ、「両手が重くなってきた」と
暗示をかける
次に、「額が涼しくなってきた」と想像する
最後に「お腹が温かくなってきた」と想像する
これらは最も副交感神経が有利な時の状態
同様に、いつも口角を上げて笑顔を作って話をするのも良い
怒りクイズ!
答え:C(ヤケドが治りにくい)
傷が治るためには十分な血液が、栄養素や酸素を傷ついた
場所まで運んでくれる必要がある
怒りで交感神経が血管を収縮させてしまうと栄養素や酸素が
運ばれにくくなり、傷が治りにくくなってしまう
タグ:ゲンキの時間
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