高血圧・ストレス・がん・カルシウムで予防【みんなの家庭の医学 12月20日】イライラ解消・原田和昌
2016年12月20日たけしの健康エンターテインメントみんなの家庭の医学で
牛乳1杯でも効果あり!「カルシウム」の驚きのパワー
高血圧・ストレス・がん予防が紹介されました
原田和昌先生
東京都健康長寿医療センター 副院長
カルシウム
カルシウムは魚・チーズ・牛乳などに豊富に含まれる成分
骨や歯の大事な成分として知られている
カルシウムが不足してしまうと健康な骨がスカスカになり
骨粗しょう症の危険性が高くなる
実はカルシウムは骨を作るだけでなく、生きていく上で
必要不可欠なスーパー栄養素
最近の研究で、様々な病の予防改善にも効果があることが
続々とわかってきた
例えば、歩いたり走ったりするために必要な筋肉の動きを
コントロールする働きや
心臓の筋肉に働きかけ、正しく鼓動させるなどの働き
脳内で「痛い・冷たい・美味しい・嬉しいなど」人が感じる
あらゆる情報をカルシウムが伝達している
カルシウムが予防・改善に効く3つの病
これら3つの病がカルシウムによって解決する可能性が!
日本人はカルシウムが足りていない!?
他の栄養素は推奨量に達しているが、カルシウムは
ダントツに少ない
【日本人にカルシウムが不足しやすい理由】
1:乳製品をあまり摂らない食文化
2:日本の水は軟水(=カルシウムが少ない)が多い
日本人は積極的にカルシウムを摂った方が良い
カルシウムで高血圧改善
塩分を多く摂り過ぎると、血液中の塩分量が増え
それを薄めようと血管内に水分が取り込まれ血液の
量が増加⇒血圧が上がってしまう
そこで…
毎食前にコップ1杯の牛乳で検証
牛乳を飲まない日より、毎食前に牛乳を飲んだ日の方が
血圧全体の平均が低く推移していた
通常、人の血圧は朝目覚める前から少しずつ上がり始め
日中活動している時が最高になり、夜は就寝に向け下が
っていき、寝た後は最も低くなる
しかし、塩分過多で血圧が高めの人は夜になっても血圧が
しっかり下がらない場合が多い(=夜間の高血圧)
夜間の高血圧は脳梗塞や認知症のリスクを上げる
小林さんの結果の就寝部分を見ると牛乳なしの日は血圧が
140を上回っていたが、牛乳を飲んだ日は問題なく
血圧が下がってした
牛乳を飲んだ日に血圧が下がったのは、カルシウムが腎臓に
働きかけ、塩分を排出していた可能性が
※高血圧を薬で治療中の方は必ず担当医にご相談を!
カルシウムの含有量
カルシウムを最も効率よく摂れるのは牛乳
カルシウムは吸収されにくく、大部分が便と一緒に
排出される
素の中でも一番吸収率が良いのは牛乳
※牛乳には脂肪分も含まれるので摂り過ぎに注意!
牛乳+他の食品でバランスよくカルシウムを摂るように
することが望ましい
※上限は2500mlなのでサプリメントで摂る場合はご注意を!
カルシウムでイライラ解消
カルシウムが不足すると情報伝達が上手くいかないため
イライラの原因に
逆にカルシウムを豊富に摂取すれば神経活動がスムーズに
なるためイライラも解消する可能性が!
普段より多くカルシウムを摂り入れ1週間検証
子育て・家事で忙しい奥様だけ何の実験か知らされずに
家族で検証
奥様ご本人もイライラが解消されたと実感!
カルシウムががんを予防
最新の研究で…
体内で悪事を働く発がん性物質をカルシウムが捕まえ
結合し、結晶化して体外へ排出してくれるという
⇒がん発生を抑制
大腸がんの予防効果が特に期待されている
まだまだ研究中だが、今後はがん予防の新たな切り札
になる可能性が!
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