聴力の衰え平衡感覚チェック・改善法【みんなの家庭の医学 1月10日】肥塚泉

2017年1月10日たけしの健康エンターテインメントみんなの家庭の医学で
耳の衰え・聴力・平衡感覚のチェック法と改善体操が紹介されました
20170110223908

肥塚泉先生

聖マリアンナ医科大学
耳鼻咽喉科教授
肥塚泉
難聴からめまいまで5万人以上を治療した耳鼻咽喉科の
スペシャリスト

聴力の衰え

電話人の声
最近「電話の声が聞き取りづらい」
「人の話が聞こえなくて何度も聞き返す」など
年をとると聞き取りづらくなることが多くなる

グラフ1
30代と比べると60代は高音が聞こえづらくなっている
しかし耳の聞こえづらさの原因は加齢だけではない
色々な病気、重大な病気が原因で起こっている可能性も!

低音・高音の聴力チェック

用意するもの

【低音チェック】
チェック1チェック2
人差し指と親指を2~3cm離し、両耳のそばで同時に軽く叩く
この時かすかに出る音が「低音」

【診断】
どちらかの耳が聞こえづらい等、違いがある場合は
「メニエール病」の可能性が…

【高音チェック】
チェック3
ティースプーン2本をカチャカチャ言わないように
耳元でやさしくこすり合わせる
両耳行う
この時金属がこすれ合うかすかな音が「高音」

【診断】
両耳ともはっきり聞こえれば問題なし
聞こえない、または聞き取りづらい場合は
「動脈硬化」が隠れている可能性が…

耳の平衡感覚の衰え

平衡感覚の機能が衰えると、めまい・ふらつきを
起こしてしまう

三半規管
耳の平衡感覚を司っているのは「三半規管」
三半規管は管状になっており、中は水分で満たされている

三半規管2
身体が傾くと三半規管の水の動きが変わり、それを
小さなセンサーが捉え、身体の傾きを感知する

三半規管3
年齢を重ねるとセンサーの機能が衰えはじめ、身体の傾きが
正確に捉えられなくなる

三半規管4
それに気が付かず放っておくと将来転倒しやすくなり
最悪の場合、寝たきりになってしまうことも…

平衡感覚チェック

用意

平衡感覚1
紙が動かないように四隅をテープで固定する
テープがなかったら重しで固定してもOK

平衡感覚2
ペンを手に取り、反対の手は太ももに置く

平衡感覚3
ペンを持った手も机に触れないようにペン先だけを
紙につける

平衡感覚4
用紙の左側にカタカナで縦に真っ直ぐに
「アイウエオ」と書く
1つの字の大きさは5cmくらいを目安に書く

平衡感覚5
今度は用紙の右側にペン先を置いてから目を閉じて
用紙の右側にカタカナで縦に真っ直ぐに「アイウエオ」と書く

【診断】
目を閉じて書いた時の文字の並びがどれだけ傾いているか
を診断基準にする
診断1診断2
さらに…
診断3診断4

衰えた平衡感覚改善法

【親指見ながら頭フリフリ体操】

体操1
親指を立てて手を前に出し、親指の先を見つめたまま、
1秒に1回のペースで頭を左右に10回振る

体操2
今度は指を横にして、同じように親指の先を見つめたまま
頭を上下に10回振る

体操3
手を目から近づけた状態も同様に行う
1日1~2セット行うと平衡感覚の衰えが改善される

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