肺炎球菌ワクチンの重要性【ガッテン! 1月25日】摂取補助制度・誤嚥性肺炎予防

2017年1月25日ガッテン!は知らないなんてもったいない!
肺炎にならないぞ!脾臓の特殊な免疫細胞を活性化する
肺炎球菌ワクチン
20170125202911

肺炎

実は今、肺炎にかかる人が急増!
グラフ1
いまや日本人の死因第3位の肺炎

危険な肺炎の原因

肺炎球菌1
肺炎球菌は肺炎の原因菌の中で、感染率・致死率が最も高い
肺炎球菌の保菌者は成人で10人に1人と言われている

肺炎球菌2肺炎球菌3
肺炎球菌は人の鼻の奥に住み着いているため、人から
人に感染する
奥の咽頭にいるときには特に影響はないが…

肺炎球菌4肺炎球菌5
かぜやインフルエンザなどで喉の奥が傷つくと菌が肺に
落ちやすくなり、肺に落ちてきたときに一気に増殖し
肺炎を引き起こす

肺炎撃退の救世主「脾臓」

脾臓1

脾臓2
「マージナルゾーンB細胞」
本来は体内に肺炎球菌が侵入しても、脾臓に存在する特殊な免疫細胞が
抗体を出し、抗体を合図に好中球が肺炎球菌を食べて殺菌してくれる
ようになっている

脾臓3
ところが高齢になると、若いときと比べて脾臓が縮小すると
マージナルゾーンB細胞の数も減ってしまうと考えられ、肺炎球菌に
対するリスクが高まる

ワクチン3
そこで登場するのが「肺炎球菌ワクチン(PPSV23)」

ワクチン4
このワクチンはマージナルゾーンB細胞に働きかけ、抗体が常に
血液中に出ている状態にし、脾臓が小さくなった高齢者でも
肺炎球菌が侵入したらすぐに抗体が反応し、免疫細胞が退治して
くれるようになる

肺炎球菌ワクチンの補助制度

「肺炎球菌ワクチン(PPSV23)」を自治体の公費助成を受けて
接種することができる
補助制度の期間と、対象年齢は以下の通り
ワクチン1ワクチン2
現在の補助制度は2019年3月末で終了
補助額は50~100%の場合が多いが、自治体によって異なるので
詳しくはお住まいの自治体の「予防接種」の窓口までお問い合わせを!

肺炎球菌ワクチンは2種類ある!

日本国内で感染する肺炎球菌はおよそ30種類と考えられている
65歳以上であれば、両方のワクチンを接種することもできるが
その場合は1年、期間をあける必要あり
ワクチン接種に関しては、かかりつけの医師にご相談を!

肺炎球菌ワクチン(PPSV23)

高齢者が定期接種になっている
効果:肺炎球菌による重症化を防ぐ
効果の持続:5年間
費用:約8,000円
今だけ2019年3月まで定期接種補助制度あり(上記補助制度参照)
対応する菌:23種類

肺炎球菌ワクチン(PCV13)

赤ちゃんが定期接種になっている
効果:鼻の保菌もしなくなる
効果の持続:一生
費用:約10,000円
任意接種(補助なし)
対応する菌:13種類

寝ながらできる誤嚥性肺炎予防法

絵
布団で寝る時、少し頭を高くして寝る
少し上げることで唾液を咽頭にためず飲みやすくなる

絵2
寝ている間に唾液が肺に入って誤嚥性肺炎を起こす
ことがある

絵3
少し頭を高くするだけで、肺に唾液が入るのを防ぐ
ことができる

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ