アレルギーの知識・正しい予防対処法【林修の今でしょ!講座 2月7日】花粉・食物・金属・アトピー・今井孝成・大矢幸弘

2017年2月7日林修の今でしょ!講座は名医が作った「アレルギー検定」
が紹介されました
メイン

今井孝成先生

昭和大学医学部小児科
今井孝成

大矢幸弘先生

国立成育医療研究センター
大矢幸弘

アレルギー検定

アレルギー1
アレルギー反応とは、排除しなくてもいい花粉や食物に
免疫が過剰に反応することで起こる
大人になってから発症する可能性もある

問1:食物アレルギーの予防が期待できる食べ物は?

A:タマネギ B:昆布
正解:B(昆布)
最近の研究で昆布がアレルギーの発症を抑える可能性があることが分かった!
※マウスでの研究段階

昆布1
Tレグ細胞(アレルギーを起こす免疫細胞を調整)
⇒免疫がアレルギーの原因物質を過剰に攻撃するのを止める働き
昆布を食べることでTレグ細胞が増加

昆布2
オススメの食べ方
※摂り過ぎには注意!

ちなみに、アレルギー検査で陽性だった食物を食べるのを避けるのは古い知識!
検査で陽性だと、その食物に対し反応する可能性があることがわかるだけなので実際食べてみないと反応が出るかどうかわからない
※アレルギーの疑いがある食品を食べる際は医師に相談を!

問2:食後すぐ運動すると食物アレルギーが出ることがある?

A:ある B:ない
正解:A(ある)
運動をしていない時は、腸のアレルギー原因物質の吸収がゆっくりなのに対し
運動している時はアレルギー原因物質の吸収が促進され、アレルギーが発症しやすくなる
運動で発症する食物アレルギーは小学校高学年から中高生に起こりやすく、成人でも発症する恐れがある
食物依存性運動誘発アナフィラキシーは食後2時間以内に運動をした時だけ誘発されるアレルギーで
原因とされる主な食材は7割~は小麦、残り3~4割は甲殻類と言われている

問3:食物アレルギーはそばや卵など原因となる食べ物を食べなくても発症する可能性がある?

A:ある B:ない
正解:A(ある)

そば1
そばを茹でれば蒸気と共にそばの成分が飛ぶ
軽傷のそばアレルギーなら大丈夫だが、重症の場合、蒸気で発症の可能性も

そば2
胃や腸は異物が入るのはOKだが、皮膚や粘膜は異物が入るのを積極的に
排除しようとするため症状が出やすい

問4:花粉症の人は食物アレルギーにもなりやすくなる?

A:なる B:ならない
正解:A(なる)
花粉1
花粉症の症状が出ている時、こうした野菜や果物を食べるとこれらの
食物アレルギーを発症しやすいというデータが!

花粉2
花粉と食物アレルギーの原因になる食品のタンパク質の構造が似ている
口の中に大量の花粉が入ったと免疫が勘違いしアレルギー反応が起こる

重要なのは普段から花粉を大量に吸い込まない事!
花粉3
風に乗って都会に到着する午後1時頃と、落ちていた花粉が人が動くことで再び舞う午後5時ごろがピーク

問5:花粉症の予防には部屋を徹底的に除菌した方が良い?

A:良い B:良くない
正解:B(良くない)
花粉4
アレルギーの物質のダニやホコリは排除した方がいいが、菌は必ずしも異物ではない良い働きをすることもある
ミュンヘン大学の最新研究によると、家畜と濃密に接触する地域の子供たちと都会の子供たちのTレグ細胞を調査したところ
家畜と濃密に接する子供の方がTレグ細胞が35%も多いという結果が!
家畜に接触したり生乳を飲むと細菌に触れる機会が増え、Tレグ細胞が増加すると考えられる

問6:金属アレルギーを発症する原因の1つと考えられるのは?

A:肌の汗 B:肌の乾燥
正解:A(肌の汗)
金属アレルギー1
汗で金属が溶け、小さな粒子になり、肌に染み込み、さらに皮膚の細菌成分が
体に一緒に入ってしまうと免疫が反応してアレルギー症状が出る
金はアレルギーを起こしにくいが、24金以外は他の金属も混ざっている
※24金でも症状が出る場合もある

問7:銀歯が原因で金属アレルギーを発症することもある?

A:ある B:ない
正解:A(ある)
銀歯は24時間365日唾液にさらされ続けているので、溶けだしていく中で
アレルギーを発症する可能性がある

金属アレルギー2

問8:毎日、体をゴシゴシ洗う人ほどアトピー性皮膚炎になりやすい?

A:なりやすい B:なりにくい
正解:A(なりやすい)
アトピー1
健康な人の皮膚は異物の侵入を防ぐバリア機能がある

アトピー2アトピー3
ゴシゴシ洗ってしまうとバリア機能の皮脂膜がとれてしまい、隙間が出来ることで
異物の侵入を許してしまい、様々な刺激によってアトピーの発症リスクが増える

問9:アトピー性皮膚炎の発症を予防する効果が期待できるのは?

A:体を温める B:肌を保湿する
正解:B(肌を保湿する)
アトピー4
新生児期から保湿剤を塗っていた赤ちゃんは、塗っていなかった赤ちゃんに比べて
3割以上もアトピー性皮膚炎が少なかった

問10:大人になってからも発症するアトピー性皮膚炎、発症するリスクが高い人はどっち?

A:睡眠不足の人 B:小食の人
正解:A(睡眠不足の人)
睡眠1
睡眠により、成長ホルモンが分泌され肌を修復

睡眠2
睡眠不足だと、成長ホルモンが分泌されず、肌も修復されにくくなるため
アトピー発症のリスクが高くなってしまう

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