危険なしびれの原因セルフチェック【主治医が見つかる診療所 2月13日】頚椎症脊髄症・手根管症候群・鎖骨下動脈狭窄症・福井康之・橘滋國・南和友
2017年2月13日主治医が見つかる診療所は「しびれ」の原因を発見する
セルフチェックが紹介されました
福井康之先生
国際医療福祉大学塩谷病院 院長
脊椎脊髄外科
橘滋國先生
亀田京橋クリニック 顧問
脊椎脊髄外科・しびれ外来
南和友先生
北関東循環器病院 院長
心臓血管外科
しびれ
ビリビリ・ジンジンする嫌な「しびれ」
大したことがないからと放置すると、
中には危険な病気と関係する「しびれ」も…
危険なしびれ1:頚椎症脊髄症
頚椎症脊髄症とは首の骨の中を通っている神経に問題が起こる病気
加齢などにより、首の骨や軟骨が変形する事で脊髄が圧迫され
しびれや痛み、マヒなどの症状を引き起こす
頚椎症脊髄症セルフチェック法
両手を前にまっすぐ出して10秒間でグーパーが何回できるか数える
ポイント:指は完全に伸ばし、しっかりと握る事
10秒間で20回以上できればOK
手などにしびれの症状があり、かつ20回できなかった場合は
頸椎症性脊髄症の疑いあり!
危険なしびれ2:手根管症候群
手根管症候群とは、手首にある「手根管」という神経の通り道が
何らかの原因で狭くなる事で、その中にある神経を締め付け
指のしびれ引き起こす
進行すると親指の付け根の筋肉がやせて、最悪の場合、物が
持てなくなる場合も
手根管は手首の使いすぎや、女性ホルモンの乱れなどで狭く
なることがあり、妊娠中の方や40歳以上の女性に多く発症する
と言われている
手根管症候群のセルフチェック法
【つま楊枝などでチェック】
つま楊枝などで親指から薬指まで軽く刺激を加える
小指にも刺激を加え感覚に違いがあるかチェック
・感覚に違いがあれば、手根管症候群の可能性あり
手根管症候群は小指には、しびれが起きないのが特徴
【ファーレンテスト】
胸の前で両手の甲をつけたまま20秒程度、軽く押し続ける
腕の高さは肩と同じに保つ
20秒程度行って、しびれが起きなければOK
・しびれや痛みが出たり症状が強くなった場合
手根管症候群の可能性あり
【ティネルサイン】
手の平を上にして手首の所を人さし指でトントンと叩く
・しびれが起きたり症状が強くなった場合
手根管症候群の可能性あり
危険なしびれ3:鎖骨下動脈狭窄症
鎖骨下動脈狭窄症とは、鎖骨の下にある動脈が、動脈硬化などで狭まり
腕への血流が減少してしびれなどを引き起こす
最悪の場合、腕が壊死して切断する可能性も!
足の血管が狭くなっている場合は、足の先にしびれを起こすことも!
腕の場合と同様に左右の足の血圧に差が生じることが多い
鎖骨下動脈狭窄症のセルフチェック法
いつもとは違う腕で血圧を測る
・左右の血圧の差が30mmHg以上あった場合
血管に何らかの異常が起きている可能性!
【左右の足の動脈チェック法】
足首から3~5cm程度つま先側に下がった場所で
脈打つところが見つかったら
両手の指を使って左右の足の脈の強さに差がないか比べる
・軽く抑えること
左右の脈の強さが違う場合はどちらかの足の血管に異常が
起こっている可能性が!早めに病院へ
タグ:主治医が見つかる診療所
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