認知症予防・歌トレ・カラオケ曲【サタデープラス 2月25日】花田一志・篠原菊紀

2017年2月25日サタデープラスは40歳から始める認知症予防トレーニング
第3弾「歌トレ」の効果・やり方などが紹介されました
20170225110602

花田一志先生

認知症予防のスペシャリスト
近畿大学医学部付属病院 もの忘れ診断外来
花田一志

篠原菊紀先生

脳科学者
諏訪東京理科大学
篠原菊紀

40歳から始める認知症予防「歌トレ」

血流1
「歌」は脳の司令塔である前頭葉を活性化させ、脳の広範囲に
効率的に刺激するので認知症予防が期待できる

血流2
認知症に向かう軽度認知障害の時点で発見し、適切に対策を
行うことが出来れば、進行を遅らせるどころか、認知機能が
正常な状態に向かうことも可能

認知症予防トレーニング「3つの歌トレ」

ミックスミュージック

ミックス
聴くだけで脳を活性化させる歌トレ
同時に流れる2つの歌を聴き分け、曲名を思い出して答える
複数の歌を同時に流すというのがポイントで「音楽を聴き分ける」
という事だけに集中することで脳の前頭前野と呼ばれる部分を
活発に働かせて認知症で衰えやすい「集中力」を鍛える
さらに歌詞や曲名を思い出すことで側頭葉も同時に働き、脳の
さらなる刺激を与える
2つだけでなく3つの曲のミックスでも行ってみる

文字禁止ソング

歌詞の中の、ある特定の文字を言わずに歌うだけで注意力がアップ!
歌うことに加えて、歌詞の文字を注意して見るという事は、後頭葉
の視覚野も同時に使う
つまり「歌」+「見て判断する」ということを同時に行うので
2つ以上の作業を同時に行う際にそれぞれに適切な注意を払う能力
「注意分離機能」を鍛える効果が期待できる

例えば童謡「うさぎとかめ」の場合
「も」と「か」の2文字を禁止し、禁止された文字を言わずに歌う
もしかめ
失敗しても、歌いながら文字も同時に注意する事が脳を鍛える
トレーニングになる

童謡「大きな栗の木の下で」の場合
「き」と「た」の2文字を禁止し、禁止された文字を言わずに歌う
おおきなくり

鼻耳チェンジ

歌いながら判断・実行力を鍛える
歌に連動した動きを組み合わせる事で、前頭葉と運動葉との繋がり
「判断・実行能力」が鍛えられる
特に高齢者に多い転倒事故防止に有効

鼻耳1
右手で鼻をつまむ

鼻耳2
左手をその外から回して右の耳をつまむ

鼻耳3
歌のリズムの切れ目がきたら、左手で鼻をつまみ
右手はその外から回して左の耳をつまむ
・この動作を歌を歌いながら繰り返す

【例題】
でんでんむしむし かたつむり(チェンジ)
おまえのあたまは どこにある(チェンジ)
つのだせ やりだせ あたまだせ

【ももたろう】
ももたろう

篠原先生オススメ脳を若返らせるカラオケソング

オススメ1:2人で歌うデュエット曲
昭和:「ロンリー・チャップリン」RATS&STAR
平成:「ガラスの少年」KinKi Kids
・相手と息を合わせて歌う事で、お互いの脳が同調し活性化
・特に脳の上側頭回という部分が活発に働き、脳の若返りが
 期待でる

オススメ2:別れの曲
昭和:「木綿のハンカチーフ」太田裕美
平成:「さよなら大好きな人」花*花
・主人公の心情がイメージできるラブソングは、脳を活性化
・特に「別れ」といった恋愛感情の起伏は大脳辺縁系の記憶
 効率を高め、物語の主人公になりきって歌うことで、より
 脳を活性化させる

オススメ3:テンポの速いラップ系の曲
「俺ら東京さいぐだ」吉幾三
・日本初のラップ曲とも言われているこの曲は、テンポが速く
 言葉数が多いので、脳の司令塔、前頭葉を効率よく刺激し
 てくれる

問題

問題1
答え:B(新しい曲)
歌い慣れた曲(十八番)より新しい曲を覚えて歌う方が
より脳に刺激を与えてくれる

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