ビタミンDを増やす方法【ガッテン! 6月7日】食品・日光浴・岡崎亮
2017年6月7日ガッテン!は緊急報告!日本人の体に異変?
骨・筋肉のパワーがよみがえるSP体に欠かせないビタミンDを
増やす方法などを紹介
岡崎亮先生
帝京大学ちば総合医療センター 教授
ビタミンDの役割
ビタミンDはカルシウムの吸収や筋肉の合成を促したり
免疫細胞の機能を調整するなど、身体のさまざまな機能を
維持するための命令を伝える働きがある
なかでも大きな役割を果たしているのが骨
ビタミンDはカルシウムの吸収促進をはじめとして、骨の
合成を促したり、骨が溶けるのを防いだりなど、非常に
重要な役割を果たしている
そのため、ビタミンD欠乏状態が長く続くと、血液中の
カルシウム濃度や骨密度が下がるなど、骨粗しょう症の
リスクが上がることが分かっている
日本人はビタミンDが欠乏している!?
実はビタミンDは、皮膚の中にある「コレステロールの一種」に
日光の紫外線(UV-B)が当たることで、体内で作ることができる
そのため「日焼けはいいこと」とされていた1980年代頃までは
十分に足りていたと考えられているが1985年頃「オゾンホール」
の問題がクローズアップされたことで、紫外線を避ける意識が
生まれ、その結果ビタミンDを作る機会が減り、特に美白に
こだわる世代を中心にビタミンDが不足していると推定される
ビタミンD不足には妊婦さんも注意!
妊娠中は赤ちゃんの成長のため母体からカルシウムを送る
ので大量のカルシウムを必要とする
ビタミンDが欠乏状態だとカルシウムの吸収がうまくできず
骨をより多く溶かしてしまい、産後の骨密度が低下して
骨折のリスクが高くなってしまう
浴びて補給!ビタミンDに必要な日光浴時間
日光浴後に肌の色が赤くなるほどまで紫外線を浴びることは
皮膚ガンなどのリスクを高める恐れがあるため注意!
正午前後なら半袖で15分の日光でOK
この程度なら皮膚がんのリスクもほとんどないと考えられている
ガッテン流日光浴
ガッテンでは完全防備で日光浴の実験
焼けたくない顔は麦わら帽子でカットし、手の甲や足の甲には
日焼け止めでカバー
焼くのは「手のひら・足の裏」のみ
まだ日光が弱い4月に20分日光浴
20分太陽に当てただけで血中のビタミン濃度が上昇!
※日光の当たり過ぎには注意!
食べて補給!ビタミンDが多く含まれる食品
ビタミンDは基本的に魚類やキノコ類に多く含まれている
厚生労働省が設定する目標量【1日5.5μg】は
サンマやアジ、サバ、鮭など、食卓によく登場する魚
1食分で十分に上回ることができる
またキノコでは舞茸(1パック約75gで5.5μg)
干し椎茸(100gで12.7μg)などに比較的多く含まれてる
肉類や穀物にはほとんど含まれていないため、あまり
日光に当っていない方は、魚やキノコ類を意識して
食べるのがオススメ
タグ:ガッテン
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