熱帯夜の快眠法【その原因、Xにあり! 7月7日】間違った睡眠法・遠藤拓郎・残念睡眠

2017年7月7日その原因Xにあり!は暑い夏の熱帯夜
ついやりがちな残念睡眠と改善法などが紹介されました
メイン

遠藤拓郎先生

慶応義塾大学医学部 特任教授
スリープドクター
遠藤拓郎

暑い夏、ついやりがちな残念睡眠ワースト5

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氷枕で寝るのがなぜ残念睡眠なのか?

氷枕1
氷枕は首を冷やす過ぎてしまう
首を冷やし過ぎてしまうと、そこを流れる血液が冷え、脳は体温が
低いと勘違いし、体温を下がりにくくしてしまう

氷枕2
結果、体温の放熱が少なくなり、深部体温が下がりにくくなってしまう

氷枕3
冷却シートは冷たすぎず清涼感があり、寝苦しい夜、寝つきを良く
する効果がある

カーテンを少しだけ開けて寝るのがなぜ残念睡眠なのか?

夏は、日の出の時間が早く、午前4時半には明るくなってしまう
結果的に、目覚めが早すぎるので残念睡眠に

カーテン1カーテン2
身体は太陽の光を顔に浴びると、メラトニンと呼ばれる睡眠を
促すホルモンの分泌が減ってしまう

カーテン3
そのため、カーテンを開け、朝日が顔に当たってしまうと
メラトニンが低下し脳が起きることで身体も目覚めてしまうことに

カーテン4
日の出の早い夏は、朝方の睡眠の質が悪くなってしまうため
睡眠不足になり、昼間ウトウトして、夜に眠れなくなるという
悪循環も!

カーテン5
目ざまし時計が鳴った時に、すぐにカーテンを開け、太陽の光を
顔に当てるのがポイント

寝る4時間以上前に風呂に入るのがなぜ残念睡眠なのか?

眠る4時間以上前にお風呂に入ると、お風呂を出てから眠るまでの
時間が長いため、その間に深部体温が下がってしまい、いざ眠る時
に眠れなくなる

睡眠1
通常、お風呂に入った後は、血液の循環が良くなり、手足から
身体の内部の熱を放出して深部体温が下がるため眠りやすくなる

個人差はあるが、入浴後、深部体温が下がり切るまでにかかる
時間は2~3時間程

しかし、寝る4時間以上前にお風呂に入ってしまうと、寝る時間
の前に深部体温が下がってしまい、いざ寝る時間になると、その
時には深部体温が下がり切り、それ以上下げることが出来ず
なかなか眠れなくなってしまう

睡眠2睡眠3
帰宅後、汗を流したい人はシャワーを軽く浴びる程度にし
快眠のためには、お風呂は寝る前に入るのがベスト

寝る前にアイスを食べるのがなぜ残念睡眠なのか?

アイスクリームだけでなく冷奴やキンキンに冷えたビールなど
冷たい食べ物、飲み物などは深部体温が下がり切って、いざ
寝たい時に眠れなくなってしまう

アイス1
実は、体温には表面体温と深部体温の2種類がある
表面体温とは身体の表面の温度
深部体温とは身体の内部の温度

アイス2
睡眠には、この深部体温の変化が大きく関係している
人は、この深部体温が下がる時に眠くなり、逆に、上がる時に
目が覚めやすくなる
寝る前に冷たい物を摂ると、深部体温が下がり切り、眠れなくなる

冷たい物は就寝の3時間前までにしておくと良い

寝る前に扇風機を止めるのがなぜ残念睡眠なのか?

扇風機1
扇風機をつけっぱなしだと、身体によくないという噂を信じて
扇風機を消してしまうのは残念睡眠

扇風機2
人は汗や血液の流れを使って、常に身体から熱を放出している

扇風機3
風のない室内では、放出した熱は身体の周りに漂ってしまい
結果、暑く、寝苦しくなってしまう

扇風機4
扇風機を回し、室内に気流を作ることで、身体の周りの熱を
逃すことが出来る

扇風機を当て続けると死んでしまう!?ウソorホント?

遠藤先生によると…
「私が診察したかぎりでは扇風機を夜間に使って亡くなった方はいない。
 ただ、扇風機を当て続けると身体には良くない」とのこと

寝るときの扇風機の正しい使い方

扇風機6扇風機7
扇風機は固定して当てるのではなく、首振り状態で使用する!
強さは弱にして、身体から1m~2m離しておくことが大切

扇風機5
扇風機を固定し、強風を当て続けると、身体が冷え、毛細血管が
縮まり、血液の循環が悪くなる
その結果、代謝が悪くなって、身体がだるくなったり、筋肉が
冷え、筋肉痛や関節痛などになってしまう

夏の布団の使い方

布団1
冬は布団を縦に使用
手と足を両方とも布団の中に入れると体温が下がり過ぎない

布団2
夏の場合はお腹を壊したり、夏風邪ひいたりするので、お腹を
冷やさないように布団を横掛けに
足は出ていても、消化が悪くなることも免疫が落ちることもない

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