斜視による疲れ目解消法【ガッテン! 7月19日】寄せ目チェック・急性内斜視

2017年7月19日ガッテン!は疲れ目撃退!本当の原因解明SP
20170719215339

不二門尚先生

大阪大学大学院 医学系研究科 教授
不二門尚

疲れ目の意外な原因は斜視!?

日本人の2人に1人は目が外向きに開いている
MRI1
寄せ目ができない人の目をMRIで撮影
目を開けている時はまっすぐなのに
目を閉じている時、左右の目が外向きに開いてしまう

MRI2MRI3
私たちは近くの物を見るとき、必ず目を寄せ目にするが
目が本来「外向き」の人は、まっすぐの人に比べて
大きく目を内側に向ける必要がある
そのため目を「寄せる筋肉」と「寄せろと指令を送る脳」
が疲労して、重い疲れ目になってしまう

外向きに角度は人により違いがあるので、疲れやすい人は
多めに目を休めるようにすると良い

寄せ目チェック

寄せ目1
寄せ目とは、両目を内側に寄せた状態のこと
この寄せ目ができない人ほど「目が疲れやすい」

【チェック法】
チェック1
紙に直線を引き、端から10cmのところに点を描く

チェック2
紙を目の前に広げ、点をじっと見つめる
眼鏡やコンタクトは着用したままでOK

チェック3
左のようにXの中心に点が1つの状態で10秒間キープ
できれば寄せ目力は十分
右のように、10秒間キープできずに、点が2つに見え
てしまう場合は寄せ目力が下がっている
ひどい疲れ目に悩んでいたら、斜視の専門医のいる眼科へ
ご相談を!

寄せ目ができない人の疲れ目解消法

1時間に1分間、目を閉じる

疲れ目1
目を閉じると筋肉や脳がリラックスして、目は
外向きの一番楽な状態になる
こまめに目を閉じることで、たまった疲れを
リセットし、重い疲れ目になるのを防ぐことが
期待できる

重い疲れ目には「プリズム眼鏡」

小まめに目を閉じるだけでは改善しない、重い疲れ目の方は
「プリズム眼鏡」を使う方法がある

プリズム眼鏡は光を屈折させることで、寄せ目が苦手な人
でも楽に近くを見ることができるようにする眼鏡

斜視の専門医のいる眼科で「処方箋」をもらい
プリズム眼鏡を取り扱っている眼鏡店に持っていくと
作ってもらうことができる
※プリズム眼鏡の処方は保険適用外

若者に急増中!「急性内斜視」

急性内斜視1
急性内斜視とは、近くのものを長時間見続けることで
目が内側を向いたまま固まってしまう状態
※脳の病気などで起こることもある

急性内斜視2
読書や携帯ゲームなどさまざまなことが原因で起こるが
中でも画面を近くで見がちなスマートフォンが要注意!

急性内斜視3急性内斜視4
スマホや携帯ゲームを使うときは「目から30cm以上
離して1日の使用時間を4時間以内にとどめる」こと

※目が内側に寄って戻らないという症状に気づいたら
 斜視の専門医のいる眼科で受診を!

斜視の専門医については「日本弱視斜視学会」のHPを
HP:http://www.jasa-web.jp/

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