モラハラ夫と別れられない女性の脳・過保護すぎる母親の脳・対処法【フルタチさん 8月20日】中野信子

2017年8月20日フルタチさんは本当はコワい!?
女性を巡る脳科学SP中野信子先生が徹底解明!
対処法を3択クイズで出題!
モラハラ夫と別れられない女性・過保護すぎる母親編
20170821094449

モラハラ夫と別れられない女性のタイプ

モラハラ1
日本人夫婦の離婚理由に精神的虐待が!

モラハラ夫と別れられない女性のタイプは…
芸能人も嫉妬対象になるのでテレビも見ないようになる
理不尽な理由でSNSを禁止されても受け入れてしまう
男性医師の診察禁止にも応じてしまう
男性がいる飲み会には参加することができない
自分だけ門限を守らされる…など
明らかにモラハラを受けているにもかかわらず
別れられない

別れられない女性の脳

モラハラ2
悲劇のヒロイン状態

モラハラ3
これは、母親と子どもの関係と同じで
育児放棄しない母親と同じ状態
つまりモラハラ夫に罵倒されていても自分が
犠牲になっていることに喜びを感じているということ
例え怒鳴られたとしても
「怒られたのは私が特別な存在だから」とか
「私に嫉妬しているんだ、愛されてるんだ、嬉しい」
などと思ってしまう

モラハラ4
このような感情を抱くのは、本来は子どもの為に
分泌される自己犠牲愛を強くする愛情ホルモン
「オキシトシン」が原因

モラハラ5
オキシトシンは哺乳類特有のホルモン
哺乳類は子どもが脆弱な時期が長いので親が守らないと
次世代が生き残れないためこのような物質が分泌される

人によって多い少ないはあるが、産後の女性は男性と
比べると約20倍のオキシトシンが分泌されていると
言われている

モラハラ夫と別れられない女性への正しいアドバイス

クイズ
クイズ1

正解は…
クイズ2
ポイントは自己犠牲愛を強くするオキシトシンを減らすこと
そのためには自分の現状を認識させ、夫との距離を取らせる
ことが大事
次に大切なことは、自分が置かれている状況を客観的に見る
ことで、自分が普通ではないことを理解して夫と距離を
とることでオキシトシンを減らすことが出来る!
さらに、つらかった時のことだけでなく、モラハラ夫との
楽しかった気持ちのことも日記に書かせることで、日記を
見直した時に「こんなにも感情が違うのか!」と、本人に
より理解を深めることができる

ちなみに、A・Cは逆効果の可能性が!
A「夫と会話をしないようにさせる」は、たとえ会話を
しなくても同じ空間にいることでオキシトシンが分泌
されてしまう
C「体を鍛えさせる」は、オキシトシンは減るが、異性と
交流を持ちたくなるホルモンが増加し、モラハラ夫と
より接触しやすくなったり、他の男性にも接触しやすく
なってトラブルになってしまうことも

どんな人がモラハラ夫になりやすいのか?

比較的、知的レベルの高い職業の方が多いとのこと
その理由は…

上流階級バイアス
高学歴・高収入を手に入れて階層が上がると自分が
特別で何をしてもいいと思うようになる
そうなると自分より立場の弱い人に高圧的に出ることがある

幼児虐待とオキシトシンの関係

育児放棄(ネグレクト)は、オキシトシンの減少・分泌量が
少ないなどが関係している可能性が考えられる

虐待は、場合によってはオキシトシンのネガティブエフェクト
=オキシトシンの出過ぎの可能性が考えられる

オキシトシン1
オキシトシンは仲間意識を高める・愛情を強めるなどの
働きがあるが、一方で自分たちの仲間がルールに従わないと
攻撃を加える性質がある

過保護な母親

また、過保護な母親はオキシトシンが多い傾向にある
子どもに支配的になる傾向にあるので何もかもやって
あげたくなる
自立する素振りが見えると怒り・悲しみが湧き上がる
脳内で子どもが自分の体の延長のように感じられる
それが引き裂かれるような痛みを母親が感じている

過保護すぎる母親にならないためには?

過保護1
過保護な母親は「愛情ホルモン」オキシトシンが
過剰に出ている
過保護すぎる=利他性が高いことの裏返し

過保護2
子どもでなくボランティアなどに向ければ有益になる
子どもへの過度な愛情を解消できる
ヘルパーズハイ=誰かを助けている時に快楽ホルモンが沢山出る

中野信子先生

脳科学者
中野信子

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