片付けられない原因・セルフネグレクト【ゲンキの時間 8月27日】ADHD・注意欠如多動性障害・川上裕司・古賀良彦・岸恵美子・本郷誠司

2017年8月27日ゲンキの時間は,「片づけられない」
そこに潜む原因などが紹介されました
20170827095056

川上裕司先生

相模原病院 臨床研究センター 特別研究員
農学博士
川上裕司

古賀良彦先生

杏林大学 名誉教授
精神神経科
医学博士
古賀良彦

岸恵美子先生

東邦大学 看護学部教授
岸恵美子

本郷誠司先生

市ヶ谷ひもろぎクリニック 精神科診療部長
本郷誠司

「片付けられない」基礎クイズ

クイズ1
正解:B(部屋が散らかっていても気にならない)
認知症の方は部屋がちらかっていること自体が理解できないため
片付けようという意欲がわかないのが大きな特徴

片づけられないことによる健康被害

あるお宅の片づけられないポイント

ポイント1
見た目よりも効率優先

ポイント2
使わないものでも集めるのが好き

ポイント3
面倒臭いので後でまとめて…

発生1
片付けられないとダニの量、カビの量ともに一般家庭よりも
かなり多い結果に!

片付け1
ダニやカビが原因となって高齢者が発症しやすいアレルギーも
あるので要注意!

虫1
さらに最近の研究で、大人になってからかかるアレルギーは
「チャタテムシ」が原因で引き起こされるケースが多いこと
が分かってきた

虫2
チャタテムシは本に生えるようなカビを食べ、非常に小さい
ためそのフンは肺の気道の奥まですぐに入り込み、アレルギー
の原因となる

大掃除は秋にすべし!

掃除1
6~9月ごろは、どんなに掃除をしていても虫やカビ、ダニが
増えてしまう。そこで10月に大掃除するのがおススメ
アレルゲンが掃除機の排気口から出てしまうこともあるので
窓は全開に!

気持ちを外に向けるべし!

外1外2
歳をとって片付けが億劫になると物が多くなり、部屋に縛られ
た生活をしてしまいがち
外部と積極的に接触し、客観的に自分を見て片づけの必要性を
感じるようにする

外3外4
まずは外部との接点である玄関を、人を招くことができるくらい
に整理して気持ちを外に向ける

セルフネグレクト

セルフネグレクト1セルフネグレクト2
セルフネグレクトとは、一般的に人が生活する上で必要な行為
(食べる、入浴、病院の受診など)をしない、あるいはできない
ことによって生命・健康・安全が損なわれるような状態に陥ること
ある調査によるとセルフネグレクトに陥った人のおよそ6~7割
がゴミが散らかったままの部屋で生活しており、最近よく耳にする
「孤独死」のおよそ8割がセルフネグレクトと言われている

セルフネグレクト3
しかしセルフネグレクトは決して他人事ではなく、転勤や引っ越し
転職、リストラ、多忙、人間関係のトラブルや病気、ケガ、配偶者
を含めた親しい人の逝去など、誰にでも起こり得ることがきっかけ
になることがある

セルフネグレクト予備軍チェック

チェック1

チェックに当てはまる数が多いほど、何かのきっかけで
セルフネグレクトになる可能性が高くなる
セルフネグレクトにとっては、誰かに思いを打ち明けたり共感して
もらえたりすることが、自分自身を再構築する大きな支援になる

ADHD(注意欠如多動性障害)

ADHD1
ADHDは脳の働きに偏りがあり、様々な特性として現れる
思いつきで衝動的に行動したり、じっとしていることが苦手で
落ち着きがない、気が散りやすく片付けが苦手などの特徴がある
いざ片づけをしようと思っても目に映るものが気になって
しまい、次々に注意が移ってしまうためなかなか進まない
ということがある

ADHD2
一方でADHDの方は感受性の豊かさや、好きなことには
高い集中力を発揮するなどの長所もある
ADHDは個性でもあるが、症状が気になる方は専門医に相談を!

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