足から起こる身体トラブルの原因【ゲンキの時間 11月5日】靴選びのポイント・桑原靖

2017年11月5日ゲンキの時間は,足から起こる身体トラブル
の原因や靴選びのポイントなどが紹介されました
20171105095437

桑原靖先生

足のクリニック表参道 院長
形成外科医
桑原靖

「足」基礎クイズ

クイズ
正解:C(超大型旅客機)
ゆっくり歩くだけでも足にかかる重さは体重の1.2倍
60kg×1.2×7500歩(6.5kg=約7500歩)=540トン

つまずきの原因は足首の硬さ!?

ちょっとした段差でもよくつまずいてしまう原因は
足首の硬さにある可能性が!

足首の硬さチェック

チェック1チェック2
足をそろえて、そのまま座る
いわゆる和式トイレ座りをかかとを上げずに
できるかどうかチェック!

チェック3
足首が硬い人は将来的にひざや腰、股関節などにトラブルが
起こる可能性が高くなる

硬い足首にアキレス腱伸ばし!

チェック4チェック5
足どうしを並行にし、かかとを付けたまま前の膝に
体重をかける
後ろ足のふくらはぎが伸びているのを意識して
左右1分ずつ行う

様々な足のトラブルと原因

トラブル1トラブル2
【足底筋膜炎】
足の裏に張っている筋膜に炎症が起き、小さな断裂を起こすことで
主にかかとが痛む病気
朝の第一歩目が特に痛む

トラブル3
【外反母趾】
親指の骨がねじれることで、他の骨にも影響を及ぼす

トラブル4トラブル4-1
【強剛母趾】
歩いた時の力を逃すことができず、親指の関節に炎症が起きて
痛みが発生する病気
痛風勘違いしやすいが、痛風は関節全体が大きく赤くはれ上がる
のに対し、強剛母趾は赤みや腫れがわずかなのが特徴

トラブル5トラブル6
他にも女性に多い症状として、親指がしっかりと使えていないために
足のバランスが崩れ、足裏の神経を圧迫して痛みが出たり、タコが
できたりすることも

トラブル7
このような足のトラブルに共通する原因としてあげられるのが
足のアーチの崩れ
アーチはかかとと親指の付け根、小指の付け根の3点で作られて
いるが、靴や体重・運動など様々な要因によって崩れてきてしまう
一度崩れてしまうと自分の努力で戻すことは難しいと言われている

トラブル8
そこでおススメなのがインソール
インソールを使って土踏まずを持ち上げることで、崩れたアーチを
整えることができる

靴選びのポイント

【ヒール】
靴1靴2
高いヒールは体重がかかるつま先の面積が狭くなりより大きな
負荷がかかるため、4センチ以内のものがおススメ
また靴はかかとで履くため、かかとが合っていないと歩きづらい
かかとの骨は卵のような形で倒れやすく不安定なため、ピンヒール
などもあまりおすすめできない

【ペタンコ靴】
靴3靴4
足を覆ってくれる部分が少ないと、歩いている時に脱げないように
自然と指先に力を入れてしまい、それにより負荷がかかり足がつる
などの症状が出る
さらにこれがクセになると、指の変形「ハンマートゥ」を引き起こす
ハンマートゥは指の関節が曲がったまま固まってしまうため、足全体
のバランスが悪くなり転倒する危険性が高まる

靴5
市販のバンドを使って甲を固定するなどで対策
指先に力が入りにくくなる

【ムートンブーツ】
靴6
ムートンブーツは、かかとが柔らかい素材のものが多いため
足を守りにくく、アーチ崩れの引き金に

足に優しいおススメの靴はスニーカー!

靴7
スニーカーはかかとと甲が守られており、ソールもしっかり
しているためアーチの崩れを抑制させるのに効果的
ただし、履くときにはひもを毎回結び直すこと
夕方などは足がむくみ、形が変わってしまうので、気付いた時
に結び直すのが大切

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