噛む能力・滑舌・飲み込む力・むせ予防改善法【主治医が見つかる診療所 2月1日】小顔効果・平野浩彦・藤島一郎・菊谷武・飯島勝矢

2018年2月1日主治医が見つかる診療所はむせなくなって
滑舌も良くなる！口を鍛えて健康になる！小顔効果も！
が紹介されました

平野浩彦先生

東京都健康長寿医療センター病院 歯科口腔外科 部長
歯科口腔外科

藤島一郎先生

浜松市リハビリテーション病院 院長
リハビリテーション科

菊谷武先生

日本歯科大学 口腔リハビリテーション多摩クリニック 院長
歯科医師

飯島勝矢先生

東京大学附属病院 老年病科

口の衰え

様々な体の不調や危険な病気の原因の１つに「口の衰え」が…
口の衰えは唾液の分泌にも関係し、唾液が少ないことで免疫力
が低下し、脳卒中・心臓病・がんなどにも繋がる

「口の衰え」は主にこの３つ
４０代半ばぐらいから幅広い口の機能が衰え始める

【噛む力の低下】
・噛めなくなると満腹中枢が働かなくなるため、食べ過ぎて
　太る原因に

【滑舌が低下】
・しゃべることが億劫になり、認知症のリスク高くなる

【飲み込む力が低下】
・よくむせるようになり、命にかかわる危険な肺炎のリスクが
　高くなる

最新機器を使った口の衰えチェック

※患者の口の問題に合わせていくつかの検査を選んで行う
１：口の中の細菌を測定
・綿棒で舌の表面を拭き、機械で細菌の量を測定
・細菌が増えすぎてしまうと歯周病などの原因に
２：医療用ガムで噛む能力の検査
・しっかり噛めていれば唾液が多く混ざり、ガムが濃い赤に
　変色する
３：滑舌の測定
・５秒間の発音回数を検知
・１秒間で「タ」を平均何回言えたか計算
４：舌の圧力の測定
・専用の小さな風船を舌で上アゴに押し当て舌の筋力を計測
５：飲み込む力のチェック
・３０秒間で唾液を何回飲み込めるか喉仏が動く回数を数える
・３回以上ならばＯＫ
６：唾液の量をチェック

噛む能力のセルフチェック

左右の「こめかみ」に人差し指と中指を当てたまま
奥歯で軽く噛む

同様に左右の「頬骨から２ｃｍほど下」に人差し指と
中指を当てたまま奥歯で軽く噛む

左右均等にふくらむかチェック
左右均等にふくらまない場合は一度診察を受けると良い

むせなくなる方法

えん下おでこ体操

おでこと手の平で１５秒程押し合う
・喉の上の筋肉が鍛えられ、飲み込む力が強くなり
　むせにくくなる
・特に食事前に行うと、喉が食べ物を飲む込む準備が
　でき、食事中のむせが予防できる

むせを防ぐ食べ方

むせやすい物と、むせにくい物を交互に食べる
むせにくい物を先に食べておくと、喉が慣れ
むせにくくなる
また、同じ物ばかり続くと食事への注意が薄れるため
一口ごとに料理を変えて飲み込むことを意識する

唾液の分泌を促進する食べ物により、滑らかに飲み込める
ので「むせ」を予防できる

ペットボトルブローイング

【特製ペットボトルの作り方】

用意するもの

ペットボトルの上のほうに穴を開け、ストローを挿す

穴とストローの隙間から空気が漏れないように
セロハンテープでふさぐ

ペットボトルに半分ほど水を入れ、キャップをつけて
ストローで吹く
キャップをゆるめて、できるだけ長く吹き続ける
飲み込む力と、誤えんをしたときの吐き出す力を強化できる
自分の限界がわかったら、その半分の秒数が目安
朝と夜の食事前１日２回程度でＯＫ

キャップは最初はゆるめから始め、徐々に強くしていく
苦しくない程度に力を入れて吹く
力いっぱい吹くのは禁物！

滑舌を良くし小顔効果も期待できる「舌の筋トレ」

ガムで舌トレ

まずガムを柔らかくなるまで噛む

舌と口内の上の部分で押しつぶす

平になったら舌で丸める

押しつぶす→丸めるを繰り返すことで口の衰え改善に！
シワ・たるみの予防、小顔効果も期待できる

滑舌を良くする「パタカラ体操」

「パタカラ」とできるだけ早くしっかり発声


「パタカラ」と順番に発音することで舌の４つの動きができる
通常位置→舌先→舌の奥→反らせる
効率良くトレーニングができる

ひと息で言える分を１セットとし、朝と夜に３セットずつ
行うとよい

ガムのチェンジ噛み

チューインガムを噛んで、やわらかくし、右の奥歯で１回噛み
左へ移動

左の奥歯で１回噛み、舌を使って再び右へ移動

この左右チェンジを続ける
１日にガム１枚を味がなくなるまで行う
表情筋も鍛えられるので小顔効果も期待できる

ガムでむせてしまう人は、さきいかの端を持ったまま
行うとよい