脳梗塞の重症化を防ぐ心房細動を発見する方法【ガッテン! 3月7日】心臓の震え・正しい脈の取り方
2018年3月7日ガッテン!は巨大血栓を作らない!
脳梗塞・寝たきり予防SP
脳梗塞
「脳梗塞」は血液の成分が固まった血栓が脳の血管に詰まる
ことで発症、まひや言語障害を引き起こす恐ろしい病気
血栓の大きさは通常直径2~6ミリとされている
ところが最近、寝たきりや死につながる重症化しやすい
タイプの脳梗塞の割合が徐々に増えており、その血栓の
大きさは段違いで、大きいものでは3センチを超えるこ
ともあるとのこと
重症化しやすい脳梗塞の原因は「心臓の震え」!?
大きな血栓になる原因は「心臓の震え(心房細動)」
血栓ができる場所が血管の中ではなく「心臓」でできること
この心臓の震えは「左心房」と言われる部分で発生
心臓が1分間に最大600回も細かく震えることで、血液の
流れが淀み、心臓の中に直径数センチもの巨大血栓を作りだし
脳の太い血管を詰まらせて、深刻なダメージを与える
いま日本では高齢化や生活習慣の乱れによって、心房細動の
患者数が増加中
一刻も早く心臓の震えに気づくことが、重症化しやすい脳梗塞
を防ぐ第一歩とのこと
心臓の震え(心房細動)を発見する方法
心臓の震えは自覚症状が少なく、病院で検査を受けても
見つからないケースが多い
発症初期の心房細動はずっと頻繁に発作が起きるわけでは
なく、たまにしか起きない場合がほとんど
実際、医療機関を受診しても震えが起きていないと心電図
をとっても正常と判断され、見逃される可能性が高い
そこで心房細動を自分で発見するカギは「脈を取る」こと
心房細動は血液を送り出す心臓の動きを不規則にしたり
速くしたりし、それが脈のリズムに現れるため、自分の
脈を取ることで気づくことができる
脈を取るタイミングは「夜寝る前」と「朝起きてすぐ」がおすすめ
心房細動は神出鬼没でいつ起こるかわからないが、副交感神経が
優位になっているリラックスした状態のときに起きやすい
→この傾向は特に60歳以下で強く現れるとのこと
高齢者に限らず
心房細動になりやすい「高血圧・お酒をよく飲む・肥満」に
該当する人は朝晩1日2回、脈をチェックしてみましょう
脈の正しい取り方
手首を曲げるとしわが寄るあたりに薬指・中指・人さし指を置く
指を立てて少し強めに押さえると脈を感じやすくなる
脈拍はとても変動しやすいため、運動後やお風呂上がりは避け
必ず安静時に測ること
【心房細動を疑うべき脈】
脈のリズムが不規則な場合
15秒間に25回以上(1分間に100回以上)
15秒間に10回以下(1分間に40回以下)
もしくは脈が弱くて測れないときも要注意!
※心配のない不整脈である場合もあるので、まず1週間測って
異常な脈が複数回現れる場合は病院(循環器内科)へ
【測るタイミング】
心房細動はリラックスしたときに起きやすいため、朝起きたときや
夜寝る前に布団の中で測るのがオススメ
脈拍を測れる血圧計を使う
家庭用の血圧計には脈拍数を測る機能が付いているものも
毎日測定する中で、いつもよりも脈拍数が極端に高いとき
(1分間に100回以上)がたびたび現れるようなら
心房細動を疑う
また脈拍数がうまく測れず、エラーが表示される場合も
心房細動の疑いがある
※血圧計は「血圧」を測るための機器で心房細動などの
不整脈を見つける機能は付いていないので脈拍の測定値
はあくまで参考としてとらえること
タグ:ガッテン
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