自分に合った老眼鏡を作る方法【ゲンキの時間 5月13日】老眼セルフチェック・病院の検査法・オススメメガネ選び・加藤卓次

2018年5月13日ゲンキの時間は,初めての老眼鏡
20180513120726

加藤卓次先生

加藤眼科 院長
医学博士
加藤卓次

老眼について

老眼は加齢が原因のため、視力の良し悪しに限らず誰でも
平等に訪れる
老眼1老眼2
私たちの眼球の中にある水晶体は、遠くを見る時は薄い状態で
近くを見る時は、厚くなりピントを合わせようとする

しかし水晶体の弾力性は加齢と共に低下するので近くにピント
が合わないため、遠ざけないと見えなくなってしまう

老眼3
水晶体の弾力性のピークは8歳前後でその後は、少しずつ落ち
続けていき、40代以降で老眼の症状が現れやすくなるとのこと

老眼4
老眼は不自由であれば早めに老眼鏡をかけた方が良い
ただし、自分にあった老眼鏡を使用しないとひどい頭痛や
肩こりなどの体調不良に襲われることがある

老眼セルフチェック

メジャーを使い、簡単老眼セルフチェック
チェック1
人差し指を指紋が見える位置で止める
目からの距離が30cm以上だと要注意!
老眼の可能性大

はじめての老眼鏡作り

老眼鏡を作ろうと思ったら眼鏡店ではなくまずは眼科へ
眼科で事前に検査を行うと処方箋をもらえるため、より
正確な老眼鏡が作れるとのこと
また老眼の見え方と似ている病気もあるので、健康の
ためにも眼科で検査を受けるのがベスト

【病院での検査】
病院によって異なるが検査時間はおよそ30分
費用は2千円程度

【問診票記入】
眼科では老眼に限らず目の症状で悩む患者全員に問診票を渡し
アレルギーや高血圧、糖尿病の有無など基本的な事を記入する

【目の検査】
「オートフラクトメーター」という機械で近視や遠視などの
原因となる屈折度数を検査

【アコモドメーター】
検査機を覗くと、視標が遠くに移動していく様子が連続して見え
ピントが合った位置でスイッチを押すと、水晶体の弾力性など
目の調節力を測ることができる

【目の病気検査】
手元が見づらい症状の中に、白内障や緑内障といった目の病気が
隠されている事もあり、そのため目の病気がないか検査を行う

「細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査」
眼球内を観察し、白内障などの病気の有無を検査

「眼底検査」
血管の状態を観察し、動脈硬化や高血圧などの病気の有無を検査

【処方箋お渡し】
処方箋を持って眼鏡店に行くだけで、自分に合った度数の老眼鏡
を作る事ができる

老眼鏡購入時のポイント

【レンズ】
老眼鏡のレンズは2種類

「単焦点レンズ」
レンズの度数が1種類の初心者向け
近くしか見えないため、かけ外しをする必要がある

「多焦点レンズ」
レンズ1
遠近のように2種類の度数を使用したレンズの事で
眼鏡のかけ外しが面倒という人にオススメ
多焦点レンズは上下が違う度数になっているので初め
は違和感があるが1週間ほどかければ慣れてくる
レンズ2
遠近両用の老眼鏡の場合は、レンズの縦幅が3~4cm
の程よい大きさがベスト

【フレーム】
フレーム1フレーム2
「縁なしフレーム」や「メタルフレーム」などはデスク
ワークなどで常に眼鏡をかけている人にオススメ
現場での作業や外出が多い方には「縁ありフレーム」が
オススメ

【眼科で処方箋をもらって老眼鏡を作る上での注意点】
眼鏡の種類によっては、より性能を引き出すために
特殊なレンズを処方箋に記載する事がある
その場合は、作れる眼鏡屋さんと作れない眼鏡屋さんが
あるので事前に確認してください
目の調節力は毎年落ちていくので、老眼鏡を作った後も
1~2年に1回は度数をチェックする事も大切

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