肝臓がんの原因・肝炎ウイルス検査・治療法・予防法【ガッテン！ 5月16日】Ｂ型・Ｃ型肝炎・肝硬変

2018年5月16日ガッテン！は肝臓がん原因の８割が
肝炎ウイルス！検査法と治療法

肝炎ウイルス

Ｂ型・Ｃ型肝炎ウイルスは肝臓がんの原因の８割ほどを
占めている

肝炎ウイルスが肝臓に入ると、免疫細胞が攻撃

ところが免疫細胞はウイルスだけでなく肝臓の細胞
ごと攻撃してしまう→肝臓が炎症を起こす（肝炎）

感染していると肝炎→肝硬変→肝臓がんと進むことが
あるが早く見つけて治療をすればがんになるリスクを
大きく減らせる

しかし肝臓は沈黙の臓器と言われ、感染していても
ほとんど症状が出ないため気付きにくい

肝炎ウイルスの感染経路

Ｂ型・Ｃ型肝炎ウイルスは血液を介して感染
そのためふつうの生活をしている中ではほとんど感染する
ことはない
しかしかつては予防接種の注射器の使い回しや出産時の
母子感染、カミソリの共用などで感染が広がったと考えら
れているが現在は、母子感染、注射器とも対策が行われて
いるためほとんど心配する必要はない

注射器の使い回しは１９８８年１月に厚生省（当時）が
正式に禁止の通知を出すまで行われていた可能性がある
ため、３０歳以上の日本人およそ９０００万人は注射器の
使い回しによる感染が否定できないとのこと

またピアスの道具やカミソリの共用などによる感染の
可能性を考え、２０歳以上の人は一生に１回は検査する
ことが勧められている

肝炎ウイルス検査とは

１９９３年以降に出産・大きな外科手術を受けた人の
多くはＣ型肝炎の検査を受けているとのこと

また通常の血液検査は肝臓の健康状態はわかるが
ウイルスの有無は分からない

肝臓は症状が出にくいので一生に１回検査を受ける
ことが重要

検査を無料で受けられる条件等はお住まいの地域に
よって異なるので役所等にお問い合わせを

肝炎ウイルスの治療法・予防法

肝炎ウイルスの治療は近年、飲み薬だけで治療が可能に

【Ｃ型肝炎ウイルスの場合】
飲み薬を２～３か月服用するだけで９５％以上の人が
ウイルスを完全にゼロにして完治することができる

【Ｂ型肝炎ウイルスの場合】
ウイルスをゼロにすることは難しいが、飲み薬で極めて
少なくすることが可能

薬代は高額だが、申請すると補助金が出るので高額納税者
でなければ月１万円の自己負担で済むとのこと
高額納税者でも月２万円の自己負担で済む

０歳児は無料でＢ型肝炎ウイルスワクチンの定期接種を
受けることが出来る（生後１２か月の間に３回）