食事で免疫力アップ法【たけしの家庭の医学 6月12日】小腸の絨毛・福島亮治

2018年6月12日名医とつながる!たけしの家庭の医学は
運動・発酵食品・睡眠でもない全く新しい方法で弱った
免疫力をアップさせるワザ
20180613074751

福島亮治先生

帝京大学医学部附属病院
上部消化管外科 教授
福島亮治
消化器外科医として30年以上にわたり胃がんや食道がんなど
の手術を行い、患者を救ってきた一方、日本外科代謝栄養学会
の理事長を務め、手術後の体力回復や感染症の予防について
長年研究をしてきた名医

免疫力の低下

免疫力1
溜まってしまった疲れがなかなとれない…
季節の変わり目になると体調を崩しやすい…
以前に比べ食欲が減り、どうにも箸が進まない…
こうした何気ない症状、免疫力が低下しているのかも

免疫力2
免疫力とは私たちの体内に入ってきた敵を退治する免疫細胞の
活力を示す指標のこと
つまり免疫力が高ければいつまでも健康を保てるということ

免疫力3
しかし免疫力は年齢を重ねるごとに低下
70代後半には20代頃のおよそ半分にまで低下

すると体内で発生した異物を退治できなくなり、がんを発症し
やすくなったり、食べた物が誤って気管に入っただけで重度の
肺炎を引き起こし、最悪の場合死に至ることも

免疫力アップのカギ「腸」

腸1腸2
腸には食べた物の栄養を吸収し身体に送り込む「小腸」
栄養を吸い取った残りカスを便に変えて体外に排出する「大腸」
に分かれている

腸3腸3-1
そのうち免疫力により大切なのは「小腸」
小腸の内側には細かな毛がびっしりと生えている=絨毛
絨毛には免疫細胞がたくさん入っており、病原菌などを撃退
小腸の免疫細胞は全身の約60%(数千億個)

しかし絨毛の生え方は人それぞれ
腸4
絨毛がしっかり生えている=免疫力が高い

腸5
絨毛が抜け落ち・毛が短い=免疫力が落ちている

しかしこの絨毛は抜け落ちていても再生できる!

小腸の絨毛をフサフサにする方法

方法1

方法2
たんぱく質は肉や魚、卵などに多く含まれる栄養素
そのたんぱく質に含まれるグルタミン(アミノ酸)が
小腸の活性化に有効!

方法3
体内に入ったグルタミンは小腸の重要なエネルギー源
となり、短くなってしまった絨毛を再び伸ばしたり、
少なくなった絨毛を増やす働きをしてくれる

方法4
高齢者(70歳以上)のたんぱく質摂取量の平均は
一日およそ68g
しかし健康を維持していくためには75gのたんぱく質
を摂ることを目安にしている

方法5
お肉が苦手ならば、卵・豆腐・チーズ・お刺身など
たんぱく質ならなんでもOK
普段の食事にプラスすることで免疫力UPに!

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