唾液の健康パワー・ドライマウス対策【ガッテン! 7月4日】免疫力アップ・口臭予防・昆布うまみドリンク

2018年7月4日ガッテン!は免疫力アップ&口臭予防!
唾液パワー
KMP-WDM[(003400)2018-07-04-22-27-03]

「唾液」の健康パワー

1日に出る唾液の量およそ1.5L
口の中を潤し、食べ物を消化するのに欠かせない唾液にはさまざまな
成分が含まれている

傷の修復(成分:ヒスタチン)
抗菌(リゾチームや分泌型免疫グロブリンA)
初期の虫歯の修復(ハイドロキシアパタイト)など

唾液はストレスを感じると分泌量が減る
それは唾液は動物にとって天然の傷薬で成分が濃いほうが、傷の治り
も早くなるため

唾液1唾液2
天敵に会うと、唾液の量を減らし、成分を一時的に濃くして傷に備える
私たち人間がストレスを感じると口が乾くのも、この進化の名残だと
考えられている

現代病ドライマウス(口の乾き)

ドライマウス1
唾液はストレスを感じると一時的に減ってしまうが、ストレスの原因が
取り除かれると、唾液の量は元に戻る

ドライマウス2
しかし近年、ストレスの原因がなくなっても、唾液の量が元に戻らない
という人が増えている
それは「ドライマウス」と呼ばれ、患者数は推定800万人!

ドライマウス3
ドライマウスになると、唾液の成分は濃くなっても、口の中全体に
行き渡らなくなるため、免疫機能や殺菌機能が落ちてしまう

ドライマウス4
その結果、風邪やインフルエンザなどの感染症や、口内炎、虫歯にも
なりやすくなる
また口臭につながったり、食べ物が飲み込みづらくなって、誤えんや
肺炎のリスクが増える
その他にも唾液には味を伝える働きもあるため、味覚障害になってし
まうこともある

ドライマウスになる原因は脳!?

脳0
ドライマウスになる原因は、降圧剤などの薬の副作用や口呼吸、唾液腺
自体に障害が出るシェーグレン症候群という病気など

脳1
これらに当てはまらない原因として新たに注目されているのが「脳」
最初は何かのストレスを受けて唾液量が減るが、そのストレスが長期化
するなどの原因で、脳がストレスを感じやすい「ストレス脳」に変化
すると「口の乾き」自体もストレスと感じるようになり、元のストレス
が取り除かれても、延々と唾液の量が戻らなくなるのではないかという
のが仮説の一つ

脳2
こうしたドライマウスに対する治療法のひとつが、趣味など何かに
「没頭」するという方法
「口の乾き」ばかりに向いてしまう意識を、別のものにそらすことで
脳がストレスを感じる時間を減らすことがポイント
楽器の演奏やお風呂場の掃除など、没頭できるものなら何でもOK
※ドライマウスにはさまざまな原因があるので症状が長引いて気になる
 方は医療機関で受診を!

ドライマウスセルフチェック

チェック1
口の乾きや、その他の症状が3カ月以上続く人はドライマウスの
可能性あり

口の乾き対処法

【リップトレーニング】
トレ1
前歯が見えるように口の筋肉に力を入れ「イー」

トレ2
唇を前に突き出し、口の筋肉を緩めて「ウー」

口の渇きを感じた時、これを10回程度繰り返す
口の筋肉の緊張と緩和を繰り返す動作は自律神経のバランスを
整え、ストレスを軽減させる効果も期待できる

世界が注目!特製うまみドリンク

いま世界から注目されているのが昆布で作る「うまみドリンク」
うまみには脳をリラックスさせる効果があり、また唾液の分泌を
促す効果も高いことが知られている

うまみ
【昆布(うまみ)ドリンクの作り方】
細かく刻んだ昆布30gを500mlの水に1日つけておくだけ
1日10回ほど、乾きを感じたときに口に含んでゆすぐ
※ドリンクは飲む必要はありません
 塩分や摂り過ぎると甲状腺機能を低下させるヨウ素なども含んで
 いるため、気になる方は口をゆすぐだけにしてください
※冷蔵庫で保存し、2日以内に使い切ること

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