すい臓がん早期発見・エコー検査【ガッテン! 10月26日】自覚症状
2018年10月26日ガッテン!は膵臓ガン早期発見
すい臓がん
すい臓がんは年間のがん発症数では7番目だが、実は
とても怖いがん
他のがんは画像診断で見るけることが意外と容易だが
すい臓は内臓の中でも最も奥にあるので検査も難しい
ため、発見される早期のすい臓がんは少ない
自覚症状で気づきにくい上に転移しやすいため、ほと
んどが進行した状態で見つかり、治療も難しくなり、
5年相対生存率がわずか7.7%になってしまう
そのため、すい臓がんは早期発見が特に大切!
すい臓がんの早期発見に役立つ「エコー検査」
すい臓がんは、CTやMRI、PETなどのがんの検査で
よく使われる検査装置でも見つけることが難しいがん
また検査費用も高く、病院での装置の普及率も少ない
そこで鍵を握るのが「エコー検査」(超音波検査)
費用も安く、病院での普及率も高い
エコーでは早期のすい臓がんを発見することはできないが
がんの周辺に起きるサイン「太くなった主すい管」と
「すいのう胞」を探すことはできる
主すい管は、すい臓が分泌した消化液を通す管で
すい臓の真ん中を通っている
ここが太くなっている人は、すい臓がんになりやすい
ことがわかっている
すいのう胞は、すい臓の中にできる水がたまった袋のこと
これがある人もすい臓がんになりやすいことがわかっている
小さながんは見えなくても、この2つのサインなら
エコー検査でも見つけることができる
もし見つかったら、経過観察をして精密検査をすることで
早期に発見することができる
両方のサインがある人のすい臓がんを発症する確率は
30年間で3割
一方で、7割の人はすい臓がんにならないかもしれない
ので冷静に対応することが大切とのこと
エコー検査を受けるべき人は?
膵癌診療ガイドラインには、すい臓がんのリスクとなる項目が
掲載されている
・家族(両親、兄弟姉妹、子ども)にすい臓がん経験者がいる
⇒もしもその家族が50歳以下で発症している場合は、さらに
リスクが高いと言われている
・慢性すい炎
⇒特に診断から4年以内の人はリスクが高い
・糖尿病
⇒特に診断から2年以内の人はリスクが高い
・飲酒
⇒アルコールはすい臓の大きな負担になる
毎日ビール350mlx3本以上を飲む人は特に注意
・喫煙
これらのうち2つ以上当てはまる方にエコー検査を勧めている
当てはまった方は消化器内科や内科の医師、またはすい臓の
専門医にご相談を
最近明らかになってきた!すい臓がんの自覚症状
すい臓がんの症状は他の病気の症状と似ているため
見過ごされがち
症状全てがすい臓がんではないが、早期発見のきっかけ
になる場合もあるのでぜひチェックを!
すい臓はお腹の上あたりのみぞおちにあるのでここに
ごく軽い痛みが出ることがある
肩甲骨の下から腰の上あたりが痛む
急な血糖値の上昇
血糖値が上がる原因は糖尿病だけでなくすい臓がんの場合もある
生活習慣が乱れたわけではないのに、血糖値が急激に上がった
時は、かかりつけの医師にご相談を
油が浮いたような下痢
健康な場合はすい臓は膵液を出し、消化を助けるが、がんが
できると膵液が出にくくなり、特に油が消化できず下痢に
なることがある
タグ:ガッテン
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