無理なく中性脂肪を減らす方法【ゲンキの時間 10月21日】アルコール・脂質・果糖・ウォーキング・横手幸太郎

2018年10月21日ゲンキの時間は身体に悪影響がある中性脂肪を
無理なく減らすちょっとした方法
KMP-WDM[(001009)2018-10-21-09-18-26]

横手幸太郎先生

千葉大学医学部附属病院 副院長
糖尿病・代謝・内分泌内科長
医学博士
横手幸太郎

身体に悪影響がある様々な脂肪

【内臓脂肪】
内臓脂肪1
内臓脂肪は悪玉ホルモンを出して動脈硬化を進めたり、高血圧
を招くだけでなく血液の中性脂肪も増やす
内臓脂肪の正常値は100平方センチメートル未満

【異所性脂肪】
異所性脂肪1
異所性脂肪とは、内臓脂肪と違い肝臓や筋肉の中、心臓の周り
など、本来溜まるはずのない場所につく脂肪の事で、臓器の
働きを低下させてしまう
脂肪肝もその1つで、ひどくなると肝炎や肝硬変、肝臓がんに
まで進む
また心臓に必要のない脂肪がつく事で心疾患などのリスクも
高めてしまう

【中性脂肪】
中性脂肪は体内で燃やす事で活動する際に必要なエネルギー
しかし必要以上に増えすぎてしまうと、血管に悪い影響を
及ぼしたり、身体の色々な部分に溜まり過ぎて様々な悪影響
を及ぼす
中性脂肪の正常値は30~149mg/dL
これを上回る場合は脂質異常症

脂質異常症とは血中の脂が過剰に増加する事で起こる生活習慣病
で自覚症状がないまま身体が蝕まれていく
中性脂肪1
その悪影響の1つが悪玉コレステロール(LDLコレステロール)
を小型化させる事で、その小さな悪玉コレステロールは超悪玉
コレステロールと呼ばれており、より血管壁に入りやすく
プラークと呼ばれるコブを作り、血管を詰まらせてしまう

中性脂肪を増やす三大要因

【脂質】
脂質0脂質1
脂質が多い食事は中性脂肪を増やしてしまう

【アルコール】
アルコール1
アルコールは肝臓で巡り巡って脂肪に作り変えられるため
長い間摂り続けると、中性脂肪を増してしまう

【糖質】
糖質1
糖質を含むご飯や、和菓子や洋菓子なども中性脂肪を増やす

中性脂肪を無理なくを減らす方法

中性脂肪を下げるには食事の傾向を見直し、余分に摂り過ぎている
ものを少し変えるだけで無理なく中性脂肪を下げることができる
この中で自分に合った方法で中性脂肪対策を!

◎一日のアルコールの摂取量は25gを目安に!
アルコール2
毎日晩酌をする人は、缶ビール1本程度に抑える

◎甘い果糖に注意!
果糖1
果物には果糖と言われる糖分が含まれているため中性脂肪を上げて
しまう
特に旬のブドウや梨、柿は糖分が高め
どうしても果物を食べたい方は、グレープフルーツやキウイなど
変えると果糖が少ないので中性脂肪にとっては良い

◎揚げ物⇒焼き・茹でに変更
揚げ物は脂質が高いため、焼いたり茹でたりする調理法に
ちょい変えると良い

◎菓子パンはおにぎりに変更
菓子パンはカロリーも高く中性脂肪を上げる原因となるため
おにぎりに変更
また、早食いできるメニューは糖質や脂質が多い傾向にあるので
控えるとより効果的

◎ジュースをお茶に変更
ジュースやスポーツ飲料なども糖質が多いため、カロリーオフの
飲料かお茶に変えましょう

◎1日1食サラダを追加
サラダ1
食物繊維は脂質・糖質の吸収を抑える効果がある

◎毎日10分息がはずむ程度のウォーキング
ウォーキング
有酸素運動は脂肪を燃焼する効果がある

中性脂肪の改善は、やめると数値が戻ってしまうので継続して
いく事が大事とのこと

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