夜中の低血糖改善法【ガッテン! 12月12日】間食・心筋梗塞・認知症

2018年12月12日ガッテン!は血糖値の新常識
お酒を飲んだ後のシメは要注意!?糖の二重取りに…
熟睡できないのは夜遅くのドカ食いによる低血糖が原因かも!?
20181213095613

お酒による血糖値の変化

血糖値1
お酒を飲む前と飲んだ後に血糖値を測定すると、食事も一緒に
しているのに、なぜか血糖値が下がるという現象が起こる

私たちは炭水化物をとると肝臓がグルコースという糖に分解して
血液に流し込み血糖値が上がる
血糖値2
しかしお酒を飲むと、肝臓はアルコールの分解を優先して行うため
炭水化物を含む食事をとっていても、その分解は後回しになる

血糖値3血糖値4
その結果、なかなか血糖値が上がらず空腹を感じ、シメが食べたく
なると考えられている

血糖値5
もちろん食べた食事が体から消えてなくなるわけではなくアルコール
の分解が終わると今度は炭水化物の分解が行われ、最終的には血糖値
が上がってしまう
お酒の効果による一時的な空腹感でシメを食べると、エネルギーの
取り過ぎにもつながるため、お酒のシメは要注意!

低血糖と心臓疾患・認知症の関係

心臓疾患1
食後の高血糖が動脈硬化に悪い影響を及ぼすことはよく知られているが
血糖値が低い低血糖も実は血管に悪いことがわかってきた

心臓疾患2
糖=エネルギーの源
運動するときはもちろんのこと睡眠でさえも糖を消費するので
24時間必要とされている

心臓疾患3
しかし血糖値の数値が70を切る(低血糖)状態になると
血糖値を上げるよう交感神経が興奮

心臓疾患4心臓疾患5
心臓や肝臓などの臓器がフル稼働し、糖が生み出されので
血糖値が70を超えるように体が保とうとする

しかし、この状態は良いことだけではなく…
心臓疾患6
交感神経が興奮することで血管が縮んだり、血液が固まり
やすくなることもある

心臓疾患7
そのため低血糖状態が何度も繰り返されると血管がダメージ
を受け、心臓では心筋梗塞、脳では認知症など様々な
疾患につながる

夜遅くのドカ食いは低血糖のリスク!?

食事1
ごはんを食べると血糖値が上がり、すい臓からインスリン
というホルモンが出て、血液中の糖を脂肪などに吸収させ
血糖値を適切な範囲まで下げる
朝昼晩、規則正しく適量の食事をとっていれば、分泌される
インスリンの量もちょうどよく、血糖値が下がりすぎること
は通常はない

食事2食事3
しかし晩ごはんが夜遅い時間になるなど空腹感が強くなって
しまうと、ついついたくさんの食事(炭水化物)を摂って
しまいがちに
すると血糖値が急上昇し、それを一生懸命に下げようと
インスリンが過剰に出る場合が

食事4
その結果、必要以上に血糖値が下がり(目安として70mg/dL以下)
低血糖状態になってしまうと考えられている
これがドカ食いで低血糖状態になる仕組み

しかもこうした低血糖にはほとんど自覚症状がない

低血糖チェック(サイン)

次のことが当てはまる場合、低血糖が起きている可能性が

【夜寝ているとき、目が覚めることがよくある】
サイン1
トイレに行きたい訳でもないのに、目が覚めてしまうことが
何度もある場合

【夜遅い時間にガッツリごはんを食べる習慣がある】
サイン2
お昼ごはん以降ほとんど何も口にせず、その分遅い時間に
晩ごはんをたくさん食べてしまう習慣がある

低血糖予防にオススメ!間食の仕方

健康診断で特に問題のない人が低血糖になってしまうのは
一気にたくさんの炭水化物などをとってしまい、インスリンが
過剰に出てしまったとき
そのため低血糖を防ぐには、晩ごはんの時間を早めたり
炭水化物や脂質の量を控えめにしたりすることが大切

ただ、毎日実践するとなると、なかなか難しいもの
そこでオススメなのが「間食」

間食1
晩ごはんが遅くなりそうな日におなかがすき始めたタイミングで
おにぎりなどの「軽い間食」をとる
晩ごはんの一部を先に食べてしまうイメージ

血糖値の急上昇とその反動としてなる低血糖を防ぐことが
期待できる
ただし間食をしたときはその分、晩ごはんを控えめに!
あくまでも夜遅い時間にたくさん食べないことが大切

間食2
また食事の際、野菜を先にやベルト血糖値の上がり方が
緩やかになる

間食3
オクラや納豆などのネバネバ食材も血糖値を上がりにくく
してくれる

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