息が苦しい原因【駆け込みドクター 11月22日】呼吸筋ストレッチ 肺若返り 禁煙のメリット COPD 三次喫煙
2015年11月22日駆け込みドクターは息が苦しい原因解明SPです
肺

肺の機能は25歳以降老化が進むと言われている。
喫煙者の肺は40歳の時に非喫煙者の70歳の肺相当の機能に低下している。
肺の老化は生活習慣や肥満により進む
三次喫煙

一次喫煙は煙草を吸っている本人
二次喫煙は他人の煙を吸ってしまっている人
三次喫煙は壁や洋服に染みついた臭いから発生する有害物質を吸い込んでしまう人
三次喫煙は気管支喘息、化学物質過敏症の人の場合は発作を起こしてしまう
壁に染みついたたばこの臭いなどがある場合には有害ガスが存在するため三次喫煙となる
せきのタイプ別疾病例

ポイントはたんが絡むか絡まないか。
乾いた咳はたんが絡まない咳でせき喘息、ストレス咳などが疑われる。また湿った咳はたんが絡んだ咳を意味して結核や気管支ぜんそくが疑われる
せきぜん息
ストレスや不規則な生活によって自律神経のバランスが崩れると気管支の粘膜が敏感になってせきが誘発される
かぜなどがきっかけで気管支に炎症を起こし刺激に対して過敏になるせきの発作が慢性的に起こる
酷い発作が続けば、嘔吐、失神、ろっこつの骨折などを引き起こす
せき喘息の見分け方
風邪が治っても1ヶ月近く咳が止まらい場合
せき喘息の予防

生活習慣を整えストレスをためない
肺結核

若いころに結核を患った患者が高齢になって抵抗力が落ちてきた時に再度結核を発病する
肺結核は結核菌の感染によっておこる。結核菌は空気中のどこにでも存在する。
たとえ体内に存在しても免疫力が高ければほとんど発病しない
高齢となり免疫力が落ち込んでいる場合は発病する、酷くなれば、血を吐き、呼吸困難となる。
現在は若い世代にも過度なダイエットによる免疫力の低下により増えている。
肺結核の見分け方
初期症状はだるさ、食欲減退のため見過ごされやすい
風邪と同じ症状が良くなったり悪くなったり2週間以上続く場合は肺結核を疑う
肺腺がん

肺胞にできるがん、肺がんのうちもっとも患者数が多い
初期症状が非常に乏しく肺の病気にもかかわらずせき、たんがない
肺腺がんの見分け方
通常の検査では見つかりづらい。有効な検査は胸部CT検査を行う
COPD

慢性閉塞性肺疾患
日本人の死亡原因では10位、世界の死亡原因では3位という重篤な疾患
たばこ病ともいわれ主な原因は長期間にわたる喫煙
気管支の内が炎症し肺胞が破壊される、肺がもろくなり呼吸が上手くできなくなる
初期症状はせき、たん、息切れなどで風邪の症状とにているため気づきづらい
潜在的なCOPD患者は700万人以上いるが治療を受けている患者は50万人程度
徐々に肺の機能が低下していく。
COPDはうつ病、睡眠障害、肺がん、糖尿病(Ⅱ型)、心筋梗塞、狭心症、骨粗鬆症などを合併しやすい
COPDの見分け方
平坦な道を早足で歩くことで息切れをする場合は要注意!
COPDの対策
禁煙
ブロッコリーに含まれるスルフォラファンがCOPDの予防になるのではないかと言われている
禁煙のメリット

1~2ヶ月:せき・たん・喘鳴が改善
1年:COPD患者の肺機能が改善
2~4年:心臓病のリスクが低下
10~19年:肺がんのリスクが喫煙者より60%低下
20年:口腔ガンのリスクが非喫煙者と同じ
肺を若返らせる 呼吸筋ストレッチ
首・肩の筋肉

肩のストレッチ
吸う:肩を前方から回しながら上げる
吐く:肩を後方へ回しながら下す
首のストレッチ
吸う:首を傾け反対側の腕を開く
吐く:首と腕をゆっくり戻す
胸・背中・腹の筋肉

胸・背中のストレッチ
吸う:背中を丸めながら腕を前に伸ばす
吐く:背中と腕をゆっくり戻す
胸・腹のストレッチ
吸う:手を後ろで組み腰から離すように伸ばす
吐く:肩を閉じるようにゆっくり戻す
タグ:駆け込みドクター
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