うつ病と間違えやすい気分の落ち込み【みんなの家庭の医学 3月22日】自己免疫性脳炎 甲状腺機能低下症 セカンドオピニオン

2016年3月22日たけしの健康エンターテインメントみんなの家庭の医学で
うつ病と間違えやすい気分の落ち込みに隠れた病が紹介されました
メイン


岡山大学病院精神科神経科助教 高木学先生


高木
20年間患者さんの声に親身に耳を傾け、うつ病をはじめとする
多くの患者さんを救ってきた


気分の落ち込みを起こす病

病1
病2
気分の落ち込みを起こす代表の病は「うつ病」だが、「脳梗塞・脳腫瘍」
など命にかかわる危険な病が隠れていることもある
MRIなどの検査をしても画像に現れず見逃されてしまうケースがある


高木先生が行っている神経診察

微妙な身体の動きを観察し、病を見つけ出す診察法
心の病の診断には、隠れている危険な病を探ることが大切
脳の中の病気、神経の病気がないかチェックするために全体を診る


高木先生が診断した意外な病



卵巣奇形腫による自己免疫性脳炎

腫瘍
卵巣奇形腫とは卵巣にできる腫瘍のひとつで全卵巣腫瘍の
20~40%を占める→良性の場合が多い
通常卵巣に腫瘍ができると免疫細胞が腫瘍を攻撃し駆逐する
ことが多いが、まれに、この免疫細胞が暴走し卵巣とは関係
ない場所を攻撃することがある
自己免疫性脳炎は、暴走した免疫細胞が脳を攻撃したことに
より起こる
脳の中の人間の意欲・感情・記憶などをコントロールする場所
を攻撃されると気分が落ち込む「うつ症状」が出たり、数時間
前の記憶がなくなり幻覚を見るなど様々な症状が現れる
この病がやっかいなのはMRIなどの検査では見つけられないこと
脳派の乱れや発熱などの症状で発見に至った


自己免疫性脳炎の検査ができる病院

病院
日本国内では1000人ほどの患者さんが発見されていると
推測される
うつ病や統合失調症の患者さんの中にも潜在的な患者数は多い


うつ病と間違えやすい女性に多い病



甲状腺機能低下症

甲状腺
気分の落ち込みに加え「最近手足が冷えるようになった」
「昔より身体の冷えがひどくなった」などの症状を伴う場合は
この病気の疑いがあり
画像1
甲状腺機能低下症とは全身の新陳代謝を促すホルモンの分泌が
何らかの原因で減少する病
その結果、うつのように気分が落ち込んだり、代謝が落ちることで
体温が下がり手足の冷え等の症状が現れる
血液検査で甲状腺ホルモンは調べられる
甲状腺の治療を行うことでうつ症状が改善する

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