下がり鎖骨による首こり・肩こり改善法【ゲンキの時間 6月11日】ボート漕ぎ体操・こりほぐし・生理食塩水注入治療・遠藤健司・石井賢
2017年6月11日ゲンキの時間は,首こり・肩こりは
「下がり鎖骨」が原因!?その理由と改善法
などが紹介されました
遠藤健司先生
東京医科大学病院 整形外科 講師
石井賢先生
国際医療福祉大学三田病院 整形外科部長
脊椎脊髄センター長
医学博士
「首・肩こり」基礎クイズ
正解:A(脚を組む)
脚を組むと骨盤が傾くためバランスを取ろうと
肩まわりの筋肉が緊張する
一方、腕を組むと鎖骨が上がるため、肩まわり
の筋肉がゆるむため凝りにくい
首こり・肩こりの原因!?「下がり鎖骨」とは?
下がり鎖骨とは本来はV字型の鎖骨が、両端が下がって
平らになってしまった状態
鎖骨が下に下がっている分なで肩になり、首を支えている
筋肉が引っ張られ緊張した状態になる
そして硬くなった筋肉は血管を圧迫して血行不良を起こし
疲労物質が蓄積しコリが発生
下がり鎖骨を生む生活習慣の1つが、猫背やうつむき姿勢
の習慣化、そして同じ姿勢を変えないこと
背中を丸めた姿勢は肩が内側に入りやすいため、肩甲骨は
外側に開きながら前方に倒れてしまうと同時に連動した
鎖骨も下へ引っ張られ下がり鎖骨になってしまう
鎖骨が下がると鎖骨と肋骨との間「胸郭出口」が狭くなる
胸郭出口には腕の神経や脳に血液を送る太い血管などが通
っているので、下がり鎖骨を放置しておくとこれらの神経
や血管を圧迫し炎症を起こし、「胸郭出口症候群」になる
可能性がある
その症状は多岐にわたり、腕のしびれや頭痛、めまい
冷えやむくみ、さらには歩行障害やうつに進行するケースも
肩甲骨ガチガチ度チェック
首こりと肩こりに密接にかかわる肩甲骨
どれくらい柔らかく動かせるかをチェック
壁の前に立ち、かかと・お尻・肩・後頭部を壁にくっつける
壁に沿うようにして腕を横からゆっくり上げていく
水平から60度以上上がれば合格
45度以上60度未満の人はややガチガチ
45度未満の人はガチガチに硬くなっていると言える
硬くなった肩甲骨を柔らかくする「ボート漕ぎ体操」
椅子に座り、腕を下前方から後ろに、ボートを漕ぐような
感じでゆっくり回す
呼吸は止めず、肩甲骨を動かすのを意識しながらゆっくり
と回す
ポイントは肘を肩の上まで上げながら肩甲骨を寄せること
10回を1セットとして1日2セットが目安
即効!コリ改善法
ストレッチや体操がどうしても長続きしないという方は
こちらでお試しを!
腕の力を抜いて手のひらを正面に向ける
反対側の手で力こぶの延長線上を触り、コリコリとした
部分を探る
見つけたら親指の腹で優しくほぐす
1回の効果は短いが、即効性があるとのこと
コリを感じやすい人はこれを習慣化すると良い
コリを一瞬で改善する治療法「ハイドロリリース」とは
痛みの原因となっている筋膜や神経の周囲に生理食塩水などの
薬液を注入し、結合組織を乖離することにより痛みをとる治療法
元々スポーツ選手のケアなどで用いられていた技術がコリの治療
に応用できることが判明し、近年注目されている方法
多くのクリニックや医療機関で実施
※医療機関によって治療の名称が異なる
保険適用かどうかを確認の上受診を!
即時性があるためすぐに痛みは楽になるが、根本的な解決に
なるわけではないので日頃のパソコン作業などでストレスを
かけ続けるとまた痛くなってしまうため、日頃からストレッチ
などを心がけることが大切とのこと
タグ:ゲンキの時間
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