目の健康常識【この差って何ですか 7月2日】深作秀春・視力
2019年7月2日 目に関しての昔と今の健康常識の違いが放送されました。
深作秀春
深作眼科 院長
眼科手術や手術機器の開発に世界的に貢献し、最新眼科手術を日本に紹介。
世界の眼科医療の発展に大きな影響を与えている。現在も欧米の医師教育に
取り組み海外での多くの講演を行う。 あらゆる眼科手術を行い、
現在までに15万件以上の手術を施行。
遠いところを見ると視力が良くなる
昔の健康常識で間違っている!
今の健康常識では遠くを見ても視力はよくならない。
目というのは本を特にたくさん読んだり、スマホばかり見る人は
目の中の筋肉である毛様態という筋肉を力をいれて
収縮して常に緊張した状況で疲れてしまう
しかし、遠くのものをみると緊張がほぐれて楽になる。
この楽になるのは緊張がほぐれただけであり
近視が治る、遠視が治る、老眼が治るというわけではない。
目の筋肉の緊張やこわばりは近視とは全く関係ない。
他にも緑色のものをみると視力が良くなるといわれているが
緑の波長は網膜にとってすごく心地よいため
リラックスする効果は確かにあるがそれによって
目が良くなるわけではない
暗いところで本を見ると視力が悪くなる
暗いところで本を見ると視力が悪くなるは
昔の健康常識で間違い!
今の健康常識では暗い所で本を読んでも視力は悪くならない。
暗いところでは見えにくいがそれで視力が悪くなることはない
暗いところでは、目は光を入れようとして瞳孔を大きく開く。
そうすると近くが見えにくくなる。
見えにくくなった近くを一生懸命見ようとして筋肉が緊張する。
余計に筋肉が疲れてしまうので暗い所で見ている人は
暗いせいで視力が悪くなったんだと誤解してしまっている。
タグ:この差ってなんですか?
SNSフォロー