冬の正しい入浴法【林修の今でしょ!講座 12月6日】前田眞治

2016年12月6日林修の今でしょ!講座は名医が作った「冬の入浴」最新検定
「命の危険」「ダイエット・肌荒れ」「疲労」新事実が紹介されました
20161207104943

前田眞治先生

国際医療福祉大学教授
前田眞治

正しい入浴

入浴1
間違った入浴をしていると…
命の危険、肌荒れ・ダイエット、疲れ、風邪の原因になるなど
体に良いはずの入浴が、むしろ逆効果になることも

冬の入浴検定

問1
答え:○
問1-1

問1-2
◎お風呂の中で寝るのは危険!
お風呂に入るとリラックスした神経が働き眠気を催す
ただの眠気だけなら、顔が水に浸かった時目を覚ますが
血圧の急降下で脳に血液が届きにくくなり失神してしまうと
そのまま溺死してしまう可能性が

◎失神を防ぐ方法はある?
眠たくなったら出るのが一番だが、冷たい水を桶に用意して
手をつけると、血圧の下がりが抑えることができる

問2
答え:○
熱いお風呂に入浴すると血液が固まりやすくなる
◎42℃以上の風呂に10分間入浴で危険!
42℃以上の刺激で血小板が固まり、血栓になることで
血管を塞いでしまう
お風呂の温度は42℃を超えないようにすることが大事!

問3
答え:×
実は北海道は沖縄に次いで2番目に少ない
寒い北海道はお風呂と脱衣所の温度差が大きそうで事故が
多いように思われがちだが、家全体を暖めているため
実はそれぞれの部屋の温度差が少ない

問3-1
入浴事故が多い地方は、脱衣所などに暖房器具を置いて
いないところが多いため、温度差がある
死亡事故を防ぐには、脱衣所に暖房器具を置いたり、
浴室をシャワーなどで温めておくことが重要
暖房器具が用意できない場合は、浴室でシャツ1枚を脱ぐ
のも効果的

問4
答え:×
半身浴はダイエット効果がほとんどない

問4-1
半身浴は全身浴に比べても消費カロリーが少ない
半身浴で汗をかいても、その分水を飲めば元に戻る
むくみはとれるが、減っているのはほとんど水分で
ダイエットの効果はない
半身浴のメリットは心臓に負担がかからないこと

問4-2
入浴中はお湯の熱があるので自分のエネルギー消費は
少ない

問4-3
お風呂でカロリーを消費しているのは、浴槽をまたぐ時だけ

問5
答え:×
食後すぐお風呂に入ると消化不良になる
食後は栄養を吸収するために血液は胃に集まるが、その状態
でお風呂に入ってしまうと、血液が胃から皮膚の表面に分散
されてしまい胃の働きが悪くなり、消化不良や肌荒れの原因に

◎食後だけでなく食前の入浴も危険!
食前は血糖値が低い状態なので、その状態で入浴すると意識
障害を起こす恐れがある
食事の前後30以上あけてお風呂は入った方が良い

問6
答え:○
緑茶に含まれるカテキンには脂肪吸収を抑える働きがある
◎入浴前に飲めばカテキン吸収率7倍!
ダイエットには入浴前にコップ1~2杯の緑茶がオススメ

問7
答え:×
まっさらな水は人間の肌には合わない
⇒人間の肌は弱酸性、水道水は中性

◎肌には2人目以降の入浴がオススメ
1人目の皮脂などが湯に溶け込み、人肌の弱酸性に近づき
刺激が弱まる
入浴剤やゆずなどを湯に溶け込ませると人肌への刺激が
弱まるのでオススメ

◎二日目のお湯は危険!
一晩経つとお風呂のばい菌は約1000倍に増える
ばい菌が感染すると肌荒れの元にもなる

問8
答え:×
◎長風呂は疲れをためる原因に!
40℃の風呂に10分入るだけでも500mlのペットボトル
1本分の汗が出る
大量に汗をかくと大量に汗をかくので、激しい運動に匹敵
する体力を消耗してしまう

◎長風呂は乾燥肌にも大敵!
肌に含まれる保湿成分セラミドが長風呂で体の外に溶けだし
肌荒れの原因に

◎長風呂にならないオススメの入浴は41℃で10分!
体力も消費せず、肌荒れしないライン

問9
答え:○
お湯の温度差の刺激には様々なメリットがある

問9-1問9-2
温かいお湯とぬるいお湯を交互に繰り返すことで血管が
ポンプのように働き、血流が良くなる
また、血管が伸びたり縮んだりすることで血管に弾力性が
生まれ、血の巡りがさらに良くなる
血管に負担をかけない程度の30℃程度のぬるい水が良い

問10
答え:×
激しい運動直後は細胞は傷つき高熱に!
そのため直後は修復のため体は体温を下げ冷やす必要がある
体温を下げることができず細胞が修復されない状態のまま
入浴すると、熱がさらに体に入ってくるため疲労が蓄積する
さらに激しい運動の直後の入浴は、筋肉の炎症を広げ、回復
を遅らせてしまう

◎激しい運動後は1時間クールダウンして入浴
汗で気持ちが悪い場合は、体温より低めのお湯で体を冷やす
と炎症を抑えられ、疲労回復も早まる

問11
答え:×
熱いお風呂に入ると交感神経が刺激され、良く眠れるどころか
頑張るモードに
ぐっすり眠りたいなら40℃くらいのお風呂に、寝る1時間前
に入るのがオススメ

問12
答え:○
12-1
人間の体には自分と違う異物を攻撃し排除しようとする防御
システムがあり、細胞内の傷ついたたんぱく質を修復する
ヒートショックプロテインという成分がある
ヒートショックプロテインはお湯の熱による刺激で増える
性質がある

問12-2
ヒートショックプロテインは持久力を必要とするアスリート
のコンディショニングに大いに効果があると言われており
試合の2日前の入浴で体温を上げておくとヒートショック
プロテインが増え、持久力がアップする

その他の名医に聞いたお風呂に関する質問

◎二日酔いは入浴すると消える?
答え:二日酔いで入浴してもアルコールは抜けない!?
質1
アルコールは汗と一緒に体外に出ることはない
それどころか、水分が減少することでアルコール濃度が
あがってしまう

◎露天風呂に入りながらのお酒は?
答え:医学的に見るともってのほか×
質2
露天風呂だと首から上が涼しいので長風呂になり、水分が
より減少する
さらにアルコールによって水分を奪われ、脱水状態になる

名医が実践!疲労回復入浴法

入浴法1

入浴法2

これを3セット繰り返すのがオススメ!

名医のオススメ入浴法まとめ

まとめ

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