優秀脳は男女どっち?【林修の今でしょ!講座 5月23日】色彩・嗅覚・味覚・ダイエット・記憶力・他人の不幸を喜ぶ・詐欺・気持ち切替え・気配り・茂木健一郎

2017年5月23日林修の今でしょ!講座3時間SPは
男性vs女性、優れているのはどっち?最新研究で解明!
男女の違い優秀脳10番勝負編が紹介されました
20170524095624

茂木健一郎先生

脳科学者
茂木健一郎

色彩感覚が優秀なのは女性!

色彩感覚は進化の過程で人の表情や顔色を見る
ことが重要だったため発達

色1

色2色3
実はCだけワントーン明るくなっている
街頭調査でも女性の正解者が多かった

男性脳と女性脳では見た物の情報を処理する場所が違う

目から入った情報は脳の視覚野に入る
色4
女性脳は情報の多くを色や形に認識する腹側経路で処理
腹側経路は女性の方が優れている
家族の健康状態や食材の安全を色で判断していたため
色彩感覚が発達したと考えられる

色5
男性脳は物の位置や動きを認識する背側経路で情報を処理
背側経路で処理する能力は男性の方が優れている
獲物を捕らえるために動物の色や形よりも動きや位置を
処理する能力が発達したと考えられる

嗅覚が優秀なのは女性!

ニオイの物質は色々あるのでよくまだわかってない
ことは多いが
嗅覚1
ニオイを感じ取る嗅球の細胞数が男性より女性の方が
43%多いことが最新の研究でわかった

嗅覚2
女性がパートナーを探す時にニオイを参考にしている
というデータがある
女性は父親のニオイに近い男性を嫌い、父親のニオイ
から遠い男性を好む
本能的に近親交配を避けるようにできていると考えられる

ちなみに男性は「見た目」で判断すると考えられている

味覚が優秀なのは女性!

味覚1
味蕾の数が男性よりも女性の方が多いため、繊細に
味の違いを感じることが出来る

味覚2
色彩感覚と同様、食の安全を守るため女性は進化の
過程で味覚が発達

プロの料理人に男性が多い理由は…
味覚3
女性の味覚は優れているが、女性ホルモンなどの影響で
変わることがあり、安定していない
プロの料理人は同じ味を提供しなければならないため
男性の方がプロになりやすいという説がある

ダイエットが成功しやすいのは男性!

ダイエット1
空腹時に食べ物のニオイを嗅いだ時、男性は眼窩前頭皮質
に強く反応が出るが、女性は反応が出ない
つまり、男性は空腹時でも食べ物を我慢できるが
女性は食欲を抑えられず物を食べてしまう傾向にある

ダイエット2
2014年に186か国で約2000万人の男女の
肥満度数を分析したところ肥満比率が女性の方が多かった

今でこそ飽食だが、昔は食料が安定していなかった
女性は生命を育む大事な役割を担っており、子どもの分も
栄養を摂り蓄える本能が男性よりも強いと考えられる

ダイエット3
脳科学的にはダイエットなどで我慢をするのではなく
体からの信号を理解し、空腹の時には食べ、満腹に
なったらやめる

ダイエット4
お腹が空いていないのに、ついつい食べてしまわない
ことが重要

人をやる気にさせるのは女性!

やる気1
女性が人をやる気にさせるのが上手なのは
コミュニケーション能力が高いから
女性は男性より左右の脳の使い方のバランスが良い
左脳で言葉の意味を理解すると同時に右脳で相手の
気持ちを考慮できると考えられる

なぜ女性は両方を上手く使えるのか?
やる気2
女性の方が左脳と右脳を繋ぐ脳梁が大きいので
バランスよく使える構造になっている
反面、男性は1つの事に集中する能力が女性より高い

やる気3
一般的に1日に使う言葉の量も女性の方が多い

ちなみに企業のトップに男性が多い理由は
時には非常な決断をしなくてはいけない場合があり
感情を考慮しがちな女性には不向きと考えられている

記憶力がいいのは女性!

勉強に関する記憶力に関しては男女の差はあまりないが
感情が絡むような記憶は女性の方が優れている
記憶1
海馬と偏桃体は非常に近いところにあり、偏桃体が
反応して感情が動くと、海馬が記憶する連携プレイが
感情が強い女性の方が優れている

記憶2
女性より感情が薄い男性は偏桃体と海馬の連携が少なく
記憶が残りにくい

他人の不幸を喜ぶのは男性!

不幸1
好感を持つ相手が苦痛を感じている場合は男女とも
痛みに共感する(同情する)部分が反応

不幸2
しかし、嫌いな相手だった場合は、女性はわずかに
共感するが、男性はまったく反応せず満足感が増大

男性は昔から争いの中にいたため、他人の不幸が
自分の幸福につながる事が多かった

一方女性の方が相手の不幸に共感する能力が高い

詐欺にかかりにくいのは男性!

脳内のホルモン物質の量が大きく関係している
詐欺1
セロトニンは脳に安心感を与えるホルモン物質(=幸せホルモン)
男性の方がセロトニンの量が女性より52%も多い
セロトニンが多いと気持ちが安定しやすいが
セロトニンが少ないと情緒不安定になりやすい

詐欺2
女性はセロトニンが少ないと情緒が不安定になり
冷静な判断が困難になることから、そこにつけこまれ
詐欺に遭いやすくなってしまう
男性は情緒が安定しているため冷静な判断ができ
ダマされにくい

女性は詐欺などのトラブルに巻き込まれたら一人で
判断せず男性に相談すると良い

気持ちの切り替えが早いのは女性!

コルチゾール(ストレスホルモン)が関係している
気持ち1
男性はストレスを感じるとコルチゾールが女性より
多く分泌されるようにできている
狩りをするために大事なホルモンが、実は気持ちの
切り替えの妨げになっている
常に戦闘状態になることでストレスが溜まってしまう

気持ち2
男性は気持ちの切り替えが苦手なため自殺者数も多い

コルチゾールを減らすには睡眠がオススメ!
気持ち3

細かい気配りが上手なのは女性!

気配り1気配り2
実は脳は無意識でも周りが見えている状態にある

気配り3
女性の方が休憩中でも脳全体の活動量が高く
満遍なく活動している
つまり女性は常に周りに気を配り、細かいことに
気が付きやすい状態にある

男性は主に狩猟で獲物に集中していたため周りに
気を配らなかった
女性は料理や子育てを並行して行うため、周りに
気を配ることが多かった

ちなみに女性が鋭いとされる第6感は、周囲の
情報を受け取り様々なヒントから推察している
と考えられている

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