ポッコリお腹改善法【ゲンキの時間 7月15日】内臓脂肪・悪玉ホルモン・メタボリックドミノ・見分け方・伊藤裕

2018年7月15日ゲンキの時間は,悪いポッコリお腹の見分け方
内臓脂肪を減らすポイント
KMP-WDM[(013446)2018-07-15-15-06-30]

伊藤裕先生

慶應義塾大学 医学部
腎臓内分泌代謝内科 教授
医学博士
伊藤裕

ポッコリお腹

ポッコリお腹は大病への最初の一歩!?
ポッコリ1
お腹周りの脂肪は大きく分けて2つ
1つは皮下脂肪で皮膚のすぐ下にたまる脂肪で、病気に
結びつく危険はほとんどない
もう1つは内臓脂肪で腹筋の内側、内臓の周りにつく脂肪で
あらゆる病気の引き金になる

つまり
内臓脂肪が主にたまっているお腹=危険な悪いポッコリ
皮下脂肪が主に溜まっているお腹=良いポッコリ

良いポッコリと悪いポッコリを見分けるチェック法

洗濯バサミでお腹のお肉をつまむ
チェック1
つまめる場合…皮下脂肪が多い良いポッコリ

チェック2
つまめない場合…内臓脂肪がある悪いポッコリの恐れ

チェック3
また、おへそ周りの腹囲を測ってチェックする場合
男性は85cm以上、女性は90cm以上で内臓脂肪が
たまっている可能性が!

メタボリックドミノについて

内臓脂肪がたまる事が最初の駒となり、それが倒れる事で様々な
病気が連鎖する事をメタボリックドミノと言う

表
内臓脂肪の下にある「高血糖・血圧上昇・脂肪肝」は第一段階の
症状で、それが糖尿病や高血圧症などの病気となり、最後はがん
や心疾患・脳卒中など命に関わる病へと繋がる
内臓脂肪は血管に悪影響を与え様々な病気を連鎖させる恐るべき脂肪

内臓脂肪が危険な病気を引き起こす理由

内臓1
内臓脂肪が悪くなるのは腸に原因がある
暴飲暴食などで腸に炎症が起きると隣の内臓脂肪に炎症が移り
内臓脂肪が「悪玉ホルモン」を分泌
それにより様々な臓器に炎症が飛び火し身体に障害を起こしていく

内臓脂肪をためる生活習慣

生活習慣1

【食生活】
食生活1
内臓脂肪がたまる最大の原因は食生活
運動不足と重なる事でより内臓脂肪がつきやすくなる

【睡眠時間】
睡眠時間1
睡眠時間が短い方は要注意!
眠っている間には脂肪を燃やしてくれる成長ホルモンや食欲を
抑えてくれるレプチンが分泌されている
睡眠時間が短いとそのようなホルモンの働きが乱れてしまうため
内臓脂肪がたまりやすくなる
理想の睡眠時間は7時間以上
身体のリズムを整え太りにくくしてくれる

【排便】
排便1
便秘になるとお腹の動きが悪くなるので、腸内細菌が悪いものに
変わっていき、腸内細菌の影響で内臓脂肪がたまりやすい体質に
変わっていく
さらに内臓脂肪により腸が圧迫されて便秘になるケースも
便秘は内臓脂肪がたまっている兆候の一つ

内臓脂肪改善プログラム

4つのポイントに気を付ける事で内臓脂肪改善の効果が
期待できる

【1日20分のウォーキング】
改善1
運動する事で筋肉・心臓・血管から内臓脂肪を燃焼させるホルモンが出る
ウォーキングは空腹感を作るために食事の前に行うのがオススメ
また運動すると内臓脂肪がつきにくい身体になるので、運動をしながら
食事に気を付けるのが一番効果的

【間食を控え空腹感を作る】
改善2
空腹感は内臓脂肪が減るサイン
空腹の時には胃から脂肪を燃やすホルモン・グレリンが出る

【根菜類を食べる】
改善3
ゴボウやレンコンなどの根菜類をたくさん摂る事で、良い腸内細菌が
育ち、その腸内細菌が内臓脂肪を燃やす物質を作ってくれる

【食べる時、炭水化物は最後】
炭水化物に含まれる糖質は非常に吸収されやすいので摂取する量を
減らす事が大切だが、糖質・炭水化物を最後に食べる事で糖質の吸収
が抑制される
さらにご飯は食べたい量の半分を意識するとより効果的

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