手足の痛み・しびれセルフチェック【ゲンキの時間 9月18日】腱鞘炎・ばね指・母指CM関節症・手根管症候群・脳梗塞・治療法・予防法
2016年9月18日ゲンキの時間は、あなどると大変な手足の病気
などが紹介されました
野地雅人先生
神奈川県立足柄上病院 脳神経外科部長
しびれ外来担当
手のセルフチェック1:手首の腱鞘炎チェック
両腕を前に伸ばし、親指を内側にいれてグーを作る
そのままの状態で手首を下方向に曲げる
これで手首に痛みを感じると、腱鞘炎にかかっている可能性が!
普段から手を酷使する人がかかりやすい腱鞘炎
最近はパソコンやスマホの普及で手を酷使する人が増えている
「腱鞘炎」とは腱と腱鞘が必要以上に擦れることで炎症が起こる病気
痛みを放っておくと、最悪の場合炎症した部分が固まってしまい
親指を動かすことができなくなってしまう
腱鞘炎の治療方法
腱鞘炎の予防法
「出来るだけ手を使いすぎないようにする」「作業の合間に10分
程度休憩を入れる」など工夫する
また、少し手に違和感があるという場合には、仕事が終わったら
すぐに患部を冷やして炎症を抑える
1日の疲れをとるのにもおススメ
手のセルフチェック2:ばね指チェック
指の付け根部分を反対の手の親指で押し、押すと同時に指を曲げる
同じ動作をすべての指で行い、痛みがあったり指がカクカクと
動いたりする場合、ばね指(指の腱鞘炎)の可能性
「ばね指」とは指にある腱と腱鞘の間で炎症が起こってしまう
腱鞘炎のこと
閉じていた指を伸ばそうとすると「カクン」となるのが特徴
ばね指になりやすいのは、よく使う親指や物を握るときに力が加わ
りやすい中指・薬指
治療法や予防法は手首の腱鞘炎とほぼ同じ
手のセルフチェック3:母指CM関節症チェック
手の親指を上に向け、親指の付け根部分を反対の親指で押す
逆の手も同じ部分を押す
ここが痛いと母指CM関節症の可能性が
「母指CM関節症」とは、親指から小指にあるCM関節が
変形する病気
痛む場所や原因は手の使い過ぎや骨の変形
ジャムの瓶のフタなどを開ける時に痛む特徴がある
CM関節症は寒い時や天候が悪いときに痛くなるため、手首の
腱鞘炎とは違い冷やすt悪化
病名を自分で判断せず、気になる方は病院で診断検査を!
手のセルフチェック4:手根管症候群チェック
両手の甲を胸の前で約30秒合わせ、指先のしびれをチェック
しびれがある場合は手根管症候群の可能性が!
「手根管」とは手首の中にある骨と靱帯に囲まれたトンネルの
ような狭い空間で、中には神経が通っている
「手根管症候群」は手首付近の炎症などによって手根管が狭く
なり、神経が圧迫されて起こる
親指から薬指の半分までを支配している神経が圧迫されるため
その指がしびれてしまう
手根管症候群の予防法
親指の付け根と小指の付け根を合わせるイメージで親指と小指を
くっつける動作を20回行う
これは手根管を柔らかくするストレッチ
1日2セット、朝と晩に行うのがおススメ
足根管症候群チェック
足の内側にある、くるぶしとかかとの間を指で押す
この時に指先や足の裏にしびれが出る場合は、足根管症候群の
可能性が
「足根管症候群」は足のくるぶしにある足根管が狭くなり
足の裏につながる神経が圧迫され起こる
かかとを除く足の裏や指先がしびれるという特徴がある
危険な手足のしびれ「脳梗塞」
手足のしびれの中には、命に関わる重大な病気が隠れている場合も
その代表的なものが脳梗塞で、片方の手足がしびれるという特徴がある
脳梗塞セルフチェック
両腕を前に伸ばして目をつぶる
片方の手が下がったり内側に曲がってきたりすると
脳梗塞の可能性あり
タグ:ゲンキの時間
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