認知症予防法・早期発見チェック【主治医が見つかる診療所 11月28日】危険な物忘れの見分け方・浦上克哉・奥村歩・小林寛道

2016年11月28日主治医が見つかる診療所は「認知症」にならないための
最新・最強の脳育法・予防方法と早期発見危険度チェック・見分け方など
が紹介されました
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浦上克哉先生

鳥取大学医学部 教授
脳神経疾患
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認知症の患者数

患者数

認知症の患者数は年々増え続けており、2025年には
730万人になるとも言われている
さらに認知症とその予備軍を合わせると約1300万人に
達する計算に!
しかも今後は若くして発症するケースも出ると予測
されており、若い人でも注意しなければならない

認知症はすぐになるわけではなく、20年~30年かけて
ゆっくり悪くなってくる病気と言われている
そのため、40代ぐらいから気をつけた方が良い

アルツハイマー
認知症の1つアルツハイマー型認知症はいきなり発症
するわけではなく、必ずMCIを経てから発症すると
考えられている
アルツハイマー型認知症は記憶を司る海馬という部分に
アミロイドβタンパクという物質が蓄積する事が大きな
原因とされており、蓄積されたアミロイドβタンパクが
ある一定量を超えると発症

イメージ1
認知症予備群の段階(MCI)もしくは正常な時に
いち早く対策をたてることで、認知症へと進行するのを
防いだり、さらには正常な状態へと回復できる

「認知症」リスクチェック

チェック1
【判定】
4個以上…生活習慣の改善がオススメ
8個以上…直ちに生活を改める必要あり

【解説】
・若い頃から生活習慣が不規則だと認知症の発症が早まる
・この10項目は脳の機能を低下させるような因子
・アミロイドβタンパクは、夜(睡眠中)に分解されるため
 良い睡眠がとれてない方や睡眠時間が短い場合は溜まり
 やすく、認知症になりやすい
・高血糖でインスリンが過剰に出続ける事が認知症につながる
 可能性がある(=第3の糖尿病と呼ばれる)

奥村歩先生

おくむらmemoryクリニック 院長
脳神経外科
奥村歩

危険な物忘れの見分け方

ただの安全な「もの忘れ」なのか?
認知症につながる危険な「もの忘れ」なのか?見分ける

見分け1見分け1-1
認知症の記憶障害は近時記憶(直近の記憶)が記憶できないという
特徴がある
例えば「リオオリンピックで活躍した選手は?」と聞いたとき
答えられず、しかも「スポーツは興味ない」などと取りつくろった
場合は注意!

見分け2見分け2-1
認知症になると、目で見た物の位置・形・方向などを認識する
能力が低下
人が作る簡単な手の形を正しくマネできない

見分け3見分け3-1
例えば「100から7ずつ引く計算を連続してできるか?」
1つポイントがあり、「100から7ひいて」「93」
「じゃあ93から7ひいて」とひとつひとつ聞くのではなく
2つの作業ができるかを見る

行動で分かる認知症の初期症状

初期1
自分がどこにしまったか忘れてしまったのに
「自分が忘れるわけがない」と自分の考えを守るための言動

初期2
薬を飲んだかどうか覚えていないにも関わらず、「飲んだ」
と言い張った場合

初期3
年齢を聞いた時に「もういい年です」などと曖昧な返事をする

これらの症状も注意が必要

初期4

【財布が小銭でパンパン】
認知症がある方は計算がすぐできなかったり、計算する事すら
おっくうになってしまって、お札などをすぐに出してお釣りを
貰う事に慣れてしまっている
これが続くことでお財布は小銭だらけになる

【同じ物ばかり買う】
ただし、忘れたのではなくセールでつい買いたくなって買って
いる場合はセーフ

【漢字がかけなくなってきた】
最近はパソコンや携帯などを使うことが増え、自動で漢字に
変換されるので、漢字を忘れていることに気が付かないが
いざ、手書きをすると漢字がかけないことが…

奥村先生の認知症を予防する脳育法

脳育1
足の裏で、岩や木の根っこなどを感じることで脳の刺激になる
山道でなくても、舗装されていないデコボコ道でもOK

脳育2
自然の中で、光を浴びたり、花の匂いを嗅いだり、鳥の鳴き声
を聴くなど五感を刺激することで脳が活性化
嗅覚の衰えが認知症のサインになる場合も!

脳育3
字は汚くてOK
人が読めなくても自分が読めれば良い
何か気になる事があったら、書いてメモをとることが大切
手を使うので脳の刺激になる

脳育4
脳的にはやり遂げない(中途半端法)ほうが良い

小林寛道先生

東京大学 名誉教授
教育学博士
小林

小林先生のインナーマッスル脳育法

インナーマッスル

小林先生はインナーマッスル(体の奥にあると考えられている筋肉)を
動かす事が認知症予防につながる可能性があると考えている

ストレッチ体操

ストレッチストレッチ2

適当な棒を腰の下に置き、その上で仰向けになって体を左右に動かす
棒はベルトより少し下の位置に当て、体を左右に小さく揺らす
棒の代わりにバスタオルを丸めた物でもOK

ピンセットで草むしり

ピンセット
あえて使いづらいピンセットで草むしりをする
指を使う事で脳を活性化させる

雑巾縫い

雑巾1
指先を使うことで脳の刺激になり、背筋を伸ばすことで
インナーマッスルを鍛えることができる
骨盤が床と垂直になるように座るのがポイント

大腰筋ウォーキング

ウォーキングウォーキング2
みぞおちから下を足だと考え、腰と足を一緒に出して歩く
通常の歩きと同様、出した足と逆の手を出して歩く
インナーマッスルに効果がある
考えながら動かすので最初は難しいが、難しいので脳にも
刺激がある
好きな時間に行うだけでOK!無理せず続けることが大事

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