冬に注意したいダニアレルギー・Tレグ・舌下免疫療法【みんなの家庭の医学 12月20日】アーミッシュ・相良博典・坂口志文

2016年12月20日たけしの健康エンターテインメントみんなの家庭の医学で
アレルギーを完治できる治療法が紹介されました

20161220233108

相良博典先生

アレルギーによる気管支喘息の治療・研究の第一人者
昭和大学病院 呼吸器・アレルギー内科教授
相良博典 (1)

今アレルギーでない人も危ない!?

アレルギー1
アレルゲン(アレルギーを起こす物質)は、世の中の
物質全てがなりうる
今は症状がなくても何らかのアレルギーを持っている
可能性があるかもしれない
また、今まで症状がなくても、検査を行うと何らかの
アレルギーが出ることが意外と多い

冬も要注意!ダニ対策の落とし穴

ダニグラフ
住宅のダニの数は7~9月の暑い時期が多いが…

落とし穴1
以前と違って冬でも室温が高いためダニはいなくならない

落とし穴2
こまめに掃除をしていても、ダニは部屋以外にもタンスから
出した布製品にも生息している

落とし穴3
生きたダニだけでなくダニの死骸やフンもアレルギーの
原因になりやすい
生きたダニより、むしろ死骸やフンの方が細かい為
気道の奥に入りやすく、気管支喘息の原因になりやすい

ダニグラフ2
住宅のダニの死骸やフンが増加するのは実はダニが多い
夏よりも10月~12月が多い

落とし穴4
また、乾燥していると死骸やフンは空気中に浮遊し
吸い込みやすい

アレルギーを完治できる「Tレグ」とは?

大阪大学 免疫学フロンティア研究センター
坂口志文教授
坂口志文
Tレグを世界で最初に発見!
ノーベル賞受賞を有力視されている世界的な日本人科学者
Tレグ1

Tレグ2
例えば花粉症の人の場合、花粉が体内に入ってくると
本来は無害の花粉を免疫細胞が有害と誤って判断し
花粉を体外に出そうと咳やくしゃみ・鼻水などで体外に
出そうとアレルギー反応を起こす

Tレグ3Tレグ4
しかし、体内のTレグ細胞がちゃんと働けば、入ってきた
花粉を有害と誤って判断している免疫細胞に、花粉は無害
だと働きかけ誤りを正すことでアレルギーを抑える
Tレグ細胞が多いほどアレルギーは防ぐことができる

どんな人がTレグ細胞をたくさん持っているのか?

アーミッシュ1
【アーミッシュ】
Tレグ細胞をたくさん持つと言われている民族
北アメリカに約20万人暮らしている
自動車や電気などを使わず、移民当時の生活様式を貫く
キリスト教の一派
幼少期から家畜と触れ合い、自然と共に生きている

アーミッシュ2
アーミッシュにはアレルギーを持っている人が極めて
少ないその理由は…
幼少期に様々な物質が体内に入ると、それぞれの物質に
対するTレグ細胞を作りやすい身体になる
そしてそのTレグ細胞は大人になっても作られ続け…
アレルギーから身体を守っている

アーミッシュ3
ドイツの研究でも、一般の成人と幼少期から家畜に
触れてきた農家の成人でTレグ細胞の量を比較して
みたところ35%も多いことが判明

小児アレルギーの予防法の変化

予防1
※専門医にご相談ください

Tレグ細胞を増やす方法

大人でもTレグ細胞を増やせる!

アレルゲンを体内に入れる

方法1
アレルギー症状が出ない少量を専門医が見極めて行う

方法2
体内に入れる方法とはダニアレルギー専用の錠剤を使用
ダニアレルギー専用の錠剤はダニ由来のエキスを抽出
して作られている

方法3
舌下免疫療法
アレルゲンそれぞれの錠剤を3~5年間服用
Tレグ細胞をゆっくり増やし、最終的にはアレルギーの
完治を目指す治療法

方法4方法5
スギ花粉症の人は6月~12月の間に始める
早期に効果が表れれば、来春に症状が緩和される可能性が

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