肝臓に良い食材・福井県【ゲンキの時間 12月25日】油揚げ・おろし蕎麦・ごぼう・柿・精進料理・米田正人
2016年12月25日ゲンキの時間は,揚げ物&お酒も摂っていてもOK!?
肝臓健康県・福井のヒミツ
米田正人先生
横浜市立大学附属病院 肝胆膵消化器病学教室
医学博士
都道府県別肝疾患による死亡率の低さ
男女とも上位なのはこの福井県だけ!
名物のソースかつ丼を始め、揚げ物が大好きな福井県民
福井市はカツレツ購入額やコロッケの購入額が日本一
揚げ物ばかり食べていると、肝臓に中性脂肪が必要以上にたまる
「脂肪肝」が起こりやすくなるはずなのに、なぜ福井県民の肝臓が
元気なのか?
理由
福井県は地産地消が基本の県なので、食に対する環境が
非常に良いと思われるため
また、三世帯同居家族の割合も全国2位なので、大家族で
夕飯をともにすることも多く、正しいショック生活のバランスも
とりやすい
海の幸も豊富で、カニには肝臓の働きを促すタウリンが含まれて
いたり、名産のサバにはDHAやEPAが多く含まれているので
肝臓に良い影響を与えている
肝臓に良い食材1:油揚げ(植物性タンパク質)
油揚げの購入額も日本一という福井市
油揚げは豆腐なので、植物性のタンパク質
肝臓は解毒作用や栄養の代謝機能などを行う重要な臓器で、食事で
摂ったタンパク質も肝臓で合成され全身に送り出される
しかし動物性のタンパク質ではカロリーが高い上に、摂りすぎると
脂肪肝などの原因にもなってしまう
一方豆腐などの大豆食品は植物性のタンパク質で、厚揚げのように
揚げてあっても比較的肝臓に優しい食べ物
さらに、仏教王国と言われるほどあちらこちらにお寺が建っている
福井県は、子供たちの夕食も比較的落ち着いた和食が多く、精進料理
などの植物性タンパク質を食べる文化が各家庭に根付いている
肝臓に良い食材2:おろし蕎麦
福井県独特のおろし蕎麦
太麺のそばを大根汁たっぷりのめんつゆでいただく
蕎麦に含まれるコリンという成分は、肝臓に脂肪が付着するのを
防ぐと言われている
さらに医者いらずとも言われる「大根」は、肝臓の解毒作用を
助けてくれる
肝臓に良い食材3:ごぼう
食物繊維はごぼうで摂取するのが最も効果的と言われる
食物繊維には水に溶ける水溶性と水に溶けない不溶性があり
この2種類をバランスよく摂取するのが良い
野菜の多くが不溶性だが、ごぼうは水溶性が豊富で理想的な
バランス
便が溜まると有害物質が発生するため、それを解毒するために
肝臓が働かなければならないが、ごぼうで便秘を防げば肝臓を
いたわることもできる
ごぼうの他にも、ヒジキや昆布からも良質な食物繊維を摂るこ
とができる
肝臓に良い食材4:柿
福井県名物の干し柿
福井県ではお酒を飲んだ後に柿を食べるという人も多い
柿の渋み成分のタンニンはアルコールの吸収を抑えるので
悪酔い防止にも二日酔いにも良いと言われている
「肝臓」クイズ!
正解:×
摂取するアルコール量は同じなので飲めば飲むほど
肝臓に負担をかける
タグ:ゲンキの時間
SNSフォロー