男性脳・女性脳【世界一受けたい授業 2月4日】ブラック企業・脳はダマせる・空間認識力テスト・中野信子

2017年2月4日世界一受けたい授業はこんなに違う!男性脳と女性脳
最新科学でわかった意外な脳の新事実などが紹介されました
20170204215442

中野信子先生

東日本国際大学・脳科学者
中野信子

心配性なのは?

1

心配性なのは女性

1-1
精神を安定させ幸福感をもたらす脳内ホルモン「セロトニン」の
分泌量が女性の方が男性より少ないので心配性になりやすい
心配性な女性は旅行の時、荷物が増えがち

ストレスに弱いのは?

2

ストレスに弱いのは男性

例えば上司に怒られた後、いつまでも落ち込んでいるのは男性
すぐに気持ちを切り替えられるのは女性
2-1
ストレスを感じた時に出るコルチゾールが男性の方が多く分泌され
コルチゾールが多く分泌されると不安や緊張が高まる

2-2
男性は気持ちを切り替えにくいためか、自殺者数は男性が圧倒的に多い

年をとるとキレやすくなるのは?

3

年をとるとキレやすくなるのは男性

3-1
高齢者の障害・暴行事件は男性が圧倒的に多い

3-2
男性の方が怒りを抑える前頭前野の老化が早く、一方女性は
エストロゲンなどの女性ホルモンが脳の老化の進行を緩やか
にしてくれる

ケンカした時、相手を無視するのは?

4

相手を無視するのは男性

4-1
言語・コミュニケーションを司る上側頭溝が一般的に女性の
方が発達している
ケンカの時も女性は言語でコミュニケーションを図るが
男性はうまく言葉が出ず、黙りがちになり、結果無視を
していると思われてしまう

嗅覚が優れているのは?

5

嗅覚が優れているのは女性

5-1
匂いを感じ取るのは嗅球という脳内細胞
その数は男性よりも女性の方が43%も多いことがわかっている

パートナーを探す時、男性は圧倒的に視覚で選ぶが
女性はにおいで異性を見分けてパートナーを組むべきか判断する
女性はにおいと過去の記憶を繋げておくのが得意

空間認識力テスト

制限時間は10秒
テスト1
上の図形と同じ図形は1・2どっち?

正解1
正解は2
一般的に空間認識力は脳の構造的に男性が優れている

脳は簡単にダマせる!?

だまし1
実験:16人の被験者に1時間輪ゴムを長く繋げる作業をしてもらう
Aグループの報酬は3,000円、Bグループの報酬は500円にしたところ
報酬の高かったAグループは素直に「退屈だった」と答えたが
報酬の少なかったBグループは意外にも「楽しかった」と答えた

だまし2
報酬の高かったAグループには2つの思いが…
「退屈で大変な作業だった」「でも作業に見合った報酬がもらえた」と
納得し、悩むことなく「退屈な作業だった」と素直な感想が生まれる

だまし3
報酬の少なかったBグループにも2つの思いが…
「退屈で大変な作業だった」「それなのに報酬が少なすぎる」と
納得できず、2つとも矛盾した思いに(=認知的不協和)

だまし4
認知的不協和な場合、なんとか自分を納得させようと脳はどちらかの
考えを変えてしまう
「退屈で大変だったけど→楽しかったかもしれない」
「だったら少ない報酬でも満足」と脳が勝手に妄想を作り出す

だまし5
ブラック企業の社員は…
「給料が安くて休みもない」「自分で選んだ仕事」
矛盾した2つの考えを解消するため、
「やりがいがあって楽しい→よし、頑張ろう」と辛い境遇でも
脳が自分自身をだましてしまう

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