冷え症改善・血管若返りストレッチ【ガッテン！2月8日】苅尾七臣・家光素行

2017年2月8日ガッテン！はつら～い冷え症が改善！血管若返り術

苅尾七臣先生

自治医科大学 循環器内科教授

家光素行先生

立命館大学スポーツ健康科学部教授

冷え症の原因＝血管の老化！?

冷え症の人は普通の人より血管が硬くなっている＝老化している
※冷え症には血管が柔らかい場合と血管が硬い場合がある
冷え症の原因は手先や足先の血液の循環が良くないことが原因のひとつ
その血液の循環の悪さが血管を老化させてしまっている
冷え症は「体が冷えてつらい」だけでなく体を老化させる原因になって
いる可能性が高い

脳梗塞を引き起こす危険な冷え症

冷え症の女性のおよそ10人に1人の割合で激しい血圧変動が起こって
いる人が見つかった
冷え症の場合、冷え症が無い場合より血圧変動している人が３倍多い結果に

血圧変動の原因は、血管が硬くなっていることと、自律神経の乱れ
こうした血圧変動は脳の血管に影響し、脳梗塞を引き起こすリスクが
高くなることが分かっている

危険な冷え症を見分ける方法

普通に血圧を測ったあと、立って座ってからもう一度測る
この2回の測定値（上の値：収縮期血圧）の差が１５以上であれば
危険な冷え症である可能性が高い
何度も測定しても差が１５以上の場合は病院（循環器内科）で受診を！

血管の若返りで冷え症を改善！「血管のばし」

血管を伸ばすことを意識したストレッチ
５つのポーズを左右30秒ずつ、１日２回（朝・夜）行う（計1日10分）
【注意点】
・呼吸を止めない
・痛みを感じない範囲で行う
・持病のある方は、医師に相談の上で行うこと

ふとももの血管

正座の姿勢から両手を前につき、片方の足を後ろに伸ばす
腰を曲げずに、顔は正面を向いて、太ももの付け根をストレッチする

ヒザの血管

両手で片方のヒザを押さえる
反対の足をゆっくり曲げながら腰を引き、ヒザの裏をストレッチする

ふくらはぎの血管

正座の姿勢から片方の足を立てる
両手をヒザの上に置いて、反対の足を軽く開く
胸を太ももに付けるように体を前に傾ける
かかとは浮かさない

ふともも＆スネの血管

正座の姿勢から両手を後ろについて、片足を前に伸ばす
反対の足のかかとをお尻に付ける

ふともも（裏側）の血管

仰向けの姿勢から片方の足を両手で抱える
太ももをお腹に近づける