天気が悪くなると体調が悪くなる気象病・予防対処法【その原因、Xにあり! 3月3日】雛形あきこ・くるくる耳マッサージ・耳当て・酔い止めの薬・佐藤純
2017年3月3日その原因Xにあり!は天気が悪くなると
体調が悪くなる「気象病」その原因と対処法などが
紹介されました
佐藤純先生
愛知医科大学学際的痛みセンター
天気の崩れで体調不良!?「気象病」
気象病に悩んでいる人の推定人数は1000万人以上
季節の変わり目、特に春先に起きやすい
異常気象や大型台風の頻発で起床病が発症することも
気象病には、頭痛・めまい・肩こり・関節痛・神経痛・腰痛
古傷の痛みなどの症状がある
気象病の原因は「敏感耳」!?
鼓膜の先にある気圧の変化を察知して脳に伝える器官「内耳」が
過敏に働いてしまい、少しの気圧の変化でも必要以上に反応して
しまうことで、体調不良を起こしてしまう
気圧とは大気の圧力のことで「ヘクトパスカル」という単位で
表される(気圧は1013ヘクトパスカルを切ると低気圧)
※標準状態での海水面上の気圧を測ると約1013ヘクトパスカル
これを1気圧とし一般的にそれより高い場合を高気圧
低い場合を低気圧としている
高気圧だと晴れ、低気圧だと雨の傾向がある
私たちの体は気圧で支えられているので、気圧が下がると外から
の圧が弱まることで身体が膨張してしまう
それを防ぐために内耳が気圧の変化を脳に伝え、脳は身体に収縮
するように指令を出し膨張を防いでいる
内耳が敏感ではない人はその指令が穏やかに出るため、身体に
不調が出にくい
ところが敏感耳の人はわずかな気圧の変化に過剰に反応してしまい
脳がパニックになり、急激に身体を収縮させる指令が出ることで
血管や筋肉も締めつけられ、体調不良が起こってしまう
敏感耳だと、どのような不調が起こるのか?
膨張した血管を収縮させようと血管が必要以上に締め付けられ
痛みが起こる
膨張した筋肉を過剰に収縮させるときに起こる痛み
過剰な収縮で、けいれんを起こした血管が神経に触れるときに
起こる痛み
古傷の痛みも神経痛・関節痛と同じ原理で起こるが
過去に痛めた部分の神経が、痛みが出たような錯覚を起こす
客室乗務員の「気象病対処法」
「飛行機に乗ると耳がキーンとする」それは
空を飛ぶ飛行機の中でも気象病が起こる時と同じように気圧が
下がってしまう状態が起こるため
客室乗務員の気圧対処法「耳当て」
耳当てとは、気圧の変化によって違和感を感じた方の耳を手で
覆い温める方法
気象病の人は耳の血行が悪いため耳に手を当てることで血行を
良くするということにつながる
気象病予防法「くるくる耳マッサージ」
耳を軽くつまみ、上・下・横 それぞれ5秒ずつ引っ張る
次に軽く引っ張りながらうしろに向かって5回ゆっくり回す
その後、耳を包むように折り曲げて5秒間キープ
最後に耳全体を手で覆い、後ろに向かってゆっくり円を描く
ように5回マッサージ
これを朝昼晩3回
痛みの出ない程度の力で行う
佐藤先生オススメの気象病対処法
「くるくる耳マッサージはあくまでも予防法であり実際に
体調が悪くなってしまった場合は対処療法として
「酔い止めの薬」を飲むこともおすすめ
耳の興奮を抑える成分の入ったものを飲むことで、効果を
得られることもある
※症状やその時飲んでいる薬との相互作用などもあるため
必ず医師や薬剤師と相談すること
タグ:その原因、Xにあり!
SNSフォロー